CARS Report

Automobile Council 2025

2025.04.18
さる4月11〜13日にかけ、千葉県・幕張メッセにおいて国内最大級の屋内型クラシック・イベントであるAutomobile Council(オートモビル・カウンシル)が開催されました。


記念すべき10周年を迎えた今年の目玉は、なんといっても近代自動車デザインを構築したといっても過言ではないマエストロ、ジョルジェット・ジュジャーロ(ジウジアーロ)氏が来日したことでした。
現在86歳というジュジャーロ氏は金曜、土曜にトークショーを行ったほか、各ブースを訪ねるなど精力的に活動。また会場には主催者展示として、氏がデザインした代表的なモデルが展示されたほか、各メーカー、ショップのブースにも数多くのジュジャーロ作品がディスプレイされていました。
中でも白眉といえるのが、マツダ・ブースに展示されてあったプロトタイプ、S8P。ベルトーネ時代のジュジャーロ氏がデザインしたもので、初代ルーチェのプロポーザルになったもの。長らくマツダ本社に保存されていたものが、歴代のコンセプトカーとともに展示され、話題を呼んでいました。
このイベントの第1回目から参加を続けているPLANEX CARSももちろん出展。今回は日本を代表するレジェンド・ドライバーである生沢徹氏のコレクションから譲り受けた、極上のコンディションを誇る1993年式ポルシェ964スピードスターを持ち込みました。
 
 
走行距離の少なさ、ボディのコンディションの良さはもちろんのこと、内装、機関の状態も素晴らしい1台で、多くのお客様にご注目いただきました。ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。
そのほか会場には、以前ご紹介したイタリア・ジーノ・マカルーゾ財団の所有する貴重なラリーカーの展示を実施。
昨年から参加されているタミヤ・ブースには、普段は静岡の本社に展示されているティレルP34が登場し、注目を集めていました。
また先日、奈良の薬師寺で開催されたコンコルソ・デレガンツァ・ジャパンのために来日したベルトーネ・ストラトス・ゼロも特別展示されたのもトピックの1つといえます。
 
 
 
 
ここにご紹介できなかったものを含め、本当に見どころの多かった、今年のオートモビル・カウンシル。日本のクラシック&ネオクラシック・シーンの最新トレンドを発信するインドア・ショーとして、ますます発展していくことを祈っております!