CARS Report

OULTON PARK GOLD CUPで優勝!

2025.08.04
さる7月25日から27日にかけて、イングランド北西部チェシャーにあるオウルトン・パーク・サーキットで開催されたヒストリックカー・レース『オウルトン・パーク・ゴールドカップ』にPLANEX CARSの久保田克昭が出場。ロータス26Rでアンディ・ミドルハーストトとともに出場した『ガーズ・トロフィー』で見事クラス優勝を飾りました!


オウルトン・パーク・ゴールドカップは1954年にF1のノンタイトル・レースとして開催(優勝はマセラティ250Fに乗るスターリング・モス!)されたのを起源とする同サーキットの由緒あるイベントで、1973年からは英国F5000、オーロラF1、英国F3000などの舞台として開催。2003年からはヒストリック・レースとして復活を遂げました。
レース・ウィークにはフォーミュラ・ジュニア、ヒストリックF2、2.5ℓ&1.5ℓヒストリックF1、ヒストリック・ツーリングカー、ヒストリックGT&スポーツ、70sGT&スポーツなど様々なカテゴリーが行われるのですが、久保田は愛機ロータス24F1の準備が間に合わなかったため、ロータス20FJで『FJHRA Silverline Formula Junior Championship - Jim Clark Cup』、アンディ・ミドルハーストと組んでロータス26Rで『Guards Trophy - 60 years of Chevron Celebration』の2レースに出場しました。
9月のグッドウッド・リバイバル・ミーティングに向けモチベーションも高い久保田は、早めにイギリス入り。レースウィークの前にはリヴァプールを訪れ、大好きなビートルズゆかりの地を訪れるなど英気を養いました。
そしてロータス20FJで臨んだジム・クラーク・カップのプラクティスでは、序盤から好調を維持。予選でも気合十分だったのですが、後続車に追突されるアクシデントに遭遇。フレーム、ギヤボックス・ハウジングに大きなダメージを負ってしまい無念の決勝DNSとなってしまいました。
アクシデント前のタイムでも総合で8位に就けていただけに残念でした。
Photo: OULTON PARK GOLD CUP
一方のガース・トロフィーは1960年代のGT、プロトタイプ・スポーツカーで競われるセミ耐久形式のレース。今回はデレック・ベネットによって設立されたレーシング・コンストラクター、シェブロンが誕生60周年を迎えたことを記念して、B8、B16といったマシンが大挙エントリーしていました。
久保田はロータス・エラン26R、コスティン・ネイサンなどが出場1.6リッターのGTAクラスに愛機ロータス26Rで出場。コンビを組むのはモナコ・ヒストリックやグッドウッド・リバイバルで常勝を誇るアンディ・ミドルハーストです。
プラクティスで2分を切る自己ベストを更新した久保田は予選でも好調を維持して、クラス・ポールポジションをゲット。決勝でも格上のシェブロンB8やマーリンMk4を食うほどのパフォーマンスをみせ、総合14位。GTAクラスではぶっちぎりの優勝を飾ることができました。
今回のレースも献身的にマシンの準備を行なってくれたスーパーメカニック、ケヴィン・スミスのおかげで久しぶりに伝統のHSCCの優勝カップを獲得できました。この調子で9月のグッドウッド・リバイバルも頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。