2025.07.16

Photo: 赤鹿保生氏のFacebookより
以前お知らせした通り、さる7月3日〜6日にかけて、フランス・ル・マン・サルト・サーキットで開催された『ル・マン・クラシック』にPLANEX CARSの久保田克昭が、国江仙嗣氏とともに、国江氏の1965年型ポルシェ911で出場。強豪ぞろいの中で見事、PERFORMANCE INDEX(性能指数)総合8位フィニッシュという快挙を成し遂げました。

国江氏、そして日本人初の出場者であるリビング・レジェンド、鮒子田寛氏とともに。久保田らが出場するGRID4は、1965年までのGT&スポーツカーで争われるクラス。今回は多田組のポルシェ904GTS、鈴木組のマセラティTipo151/4など日本からのエントリーも多い激戦クラスで、どこまで上位に食い込めるか?に期待が集まります。

ところが、予選ではせっかく用意したスペシャル・エンジンとギヤ比が合わず、6分3秒996で総合70位という結果に。急遽、元のエンジンに載せ替える作業を行いました。

Photo: KRISTOF VERMEULEN / MPSA
迎えた決勝。ル・マン式で行われたスタートセレモニーは85台ものマシンが走るだけに圧巻のひとこと。往年のル・マンに憧れたエンスージァストにとって、何にも変え難い最高の瞬間でもあります。
国江/久保田組は34列目からのスタート。国江氏は早速追い上げを開始。どんどんポジションを上げていきます。
国江氏のパートも順調に走行し、ドライバー交代も無事に終了。

Photo: KRISTOF VERMEULEN / MPSA
ドライバー交代後、久保田も負けじと追いあげるも、フルコースイエローで赤旗に。それでもレース1は、クラス、係数、総時間、周回数、車両、ドライバーなどの情報を総合して算出される性能指数で6位という結果になりました!

Photo: LAURENT CARTALADE / MPS AGENCY
夜間パートとなったレース2。路面はウエットとなったため、またもイエローコーションも出る荒れた展開に。
30列目スタートとなった国江/久保田組は、荒れたコンディション、他のポルシェ911勢に比べ最高速度で35km/h近くトップスピードが伸びないというハンディにもかかわらず、アグレッシブかつクレバーな走りで、性能指数総合8位でフィニッシュしました。

Photo:LAURENT CARTALADE / MPS AGENCY
一夜明け、6日朝に行われた最終レース3は、さらに酷いウェット・コンディション。今年のル・マン・クラシックはなかなか過酷な状況となりました。

28列目スタートとなった今回は久保田が第1ドライバーを担当。雨の中、後方から怒涛の追い上げで30台近くを追い抜いたものの、FCYなどによりレースは4周で終了。しかも他の多くのマシンと同様にピットイン時のペナルティを受け、1周減算により性能指数24位という結果に終わりました。

このように混乱のレースではありましたが、ペナルティを受けたものの最終的に国江/久保田組のポルシェ911は性能指数で8位でフィニッシュ。周りの錚々たるドライバー、マシンを思うと、大健闘というべき結果を残せたとともに、もしすべてが順調に回っていれば総合優勝も可能だったと、確かな手応えを得ることができました。





ということで、ガラパーティーを含め、とても充実したル・マン・クラシックになりました。国江氏をはじめ、チーム・ニッポンの皆さん、スタッフの皆さんお疲れ様でした!来年はル・マン24時間本戦のサポートイベントとして行われるグループCレーシングにも出場予定です。引き続き応援よろしくお願いします。