2025.05.01

来る5月9日(金曜)から10日(土曜)にかけて、オートバックス旗艦店である"A PIT AUTOBACS SHINONOME"にて、BINGO International による『COLLECTIBLE AUCTION』が開催されます。
同オークションには、PLANEX CARSからも多数のコレクタブルカーを出品。その見どころをご紹介します。
同オークションには、PLANEX CARSからも多数のコレクタブルカーを出品。その見どころをご紹介します。
Lot No.27 2002 Porsche 996 GT3RS

まずは2002年型のポルシェ996 GT3RS。これはFIA GT 既定のレーシングカーとして 1999 年に開発された 996 GT3Rの後継モデル。ロードカーとして 2003 年に発売された 996 GT3RS とは異なる生粋のレーシングマシンです。

ちなみにこの個体は2002 年に日本に輸入されたもので、2002 年 8 月に鈴鹿サーキットで開催された第 31 回インターナショナル・ポッカ 1000km のオープンクラスに木本正広、2016 年のル・マン・ウィナーとなる R.デュマ、ザビエル・ポムビドゥのドライブでルーフ・スパイマスターとして出場。153 周を走り切り、出走 35 台中総合9位、オープンクラス優勝というリザルトを残しています。

その後も走行会や PCJ-CUP などで使われたこともあり、6in1 のワンオフ・マフラーなどオリジナルからモディファイされた部分も散見されますが、2020 年にハナシマレーシングにてピストン、クランクシャフト・ベアリング、スラストメタル、タイミングチェーン、バルブ、バルブスプリング、クランクプーリーなど多数の新品パーツを投入し、エンジン・フルオーバーホールを実施。オーバーホール後は富士スピードウェイで2度ほどスポーツ走行を行い、レースレディ・コンディションに仕上がっているのを確認しています。
また一連の 996 レーシング・モデルはナンバーの取れる最後のシリーズとしても好事家の間で有名ですが、この個体にも通関証明、排ガス試験成績表が付属しており、ナンバー取得も可能となっています。
Lot No.9 1965 Honda S600 Coupe

ホンダ初の市販スポーツカーとして1963年10月に発売されたS500の後継として、1964年3月に登場したS600。1965年2月に追加されたS600クーペは、オープンのS600の1,1284台に対し、1965年に1,519台、1966年に281台のわずか1,800台に終わってしまった希少車でもあります。
出展車は1965年式で、長らく鈴鹿サーキットに展示されていた個体だと言われているもの。シャシーナンバーは1000860。プレートに書かれているエンジンナンバーは1008848ですが、何らかの理由で載せ替えられたのか、1007388というナンバーの同じS600クーペのスタンダードなエンジンが載せられています。
Lot No.15 1967 Mazda Cosmosport [L10A]

1967年に販売が開始された世界最初のロータリー・エンジン・スポーツカー。出展車は1967年にわずか343台のみが生産された貴重な前期型ですが、フロントマスクが後期型に変えられているほか、ステアリング、ホイール、シートなどもモディファイ済み。その分相場よりかなりリーズナブルなESTIMATEになっています。
Lot No.23 1963 Jaguar E-type 3.8-Liter Competition Coupe

2007年6月にヒストリックGTレースへ出場するためのホモロゲーションを受け、FIAの管轄するヒストリック・スポーツカーレースに参戦可能なレーシングE-タイプ。エンジンは3.8リッターの直列6気筒DOHCで、ロードモデルにより大口径の ウェーバー45DCOEキャブレターに交換されるなど、数多くのモディファイが施されています。
Lot No.25 1967 Shelby American GT350

フォード・マスタングの高性能版としてシェルビー・アメリカンが開発したGT350。出展車はマスタングのマイナーチェンジにあわせて同様のアップデートが施された1967年型。この個体のシャシーナンバーは“67212F2A02657”で、オプションで用意されていた15インチ×7サイズのケルシー・ヘイズのマグスター・ホイールを装着しており、内外装ともに素晴らしいコンディションを保っています。
なお、エンジンはオリジナルスペックと同じ289ユニットながら、後年載せ替えられたものでナンバーズマッチングにはなっていません。
Lot No.30 1960 Triumph TR3A

1957年にデビューしたトライアンフTR3A。出展車は1960年式の北米仕様。内外装のコンディションはもちろん、エボナイト製のステアリングホイール、ホイールキャップ付きスチールホイールなどオリジナリティが高い1台となっています。
Lot No.31 1965 Alvis TE21 DHC By Park Ward

アルヴィスTE21は、1947年に登場した新設計の2993cc直列6気筒OHVエンジンを積むTA21の流れを汲む2シーターGTで、1958年登場のTD21をベースに上下にヘッドランプがレイアウトされたマリナー・パークウォード製のクーペ&オープンボディを架装したモデル。出展車は、わずか95台が生産されたと言われる希少なDHC(ドロップ・ヘッド・クーペ)。
Lot No.33 1957 Rolls-Royce Silver Cloud Series 1

1955年にシルヴァードーンの後継モデルとして登場した、ロールス・ロイスの最上級モデルであるシルヴァークラウド。この個体は1957年で、合計で2259台が製造されたシリーズ1の中でも僅かに122台のみが生産されたと言われる貴重なロングホイールベース版です。
Lot No.34 1970 Jaguar 420G

ジャガー420Gは、1961年にジャガーのフラッグシップとして登場したマークXの後継モデル。出展車は1970年型で、新東洋企業によって輸入されたディーラー車。走行距離は44000km。外装がオリジナルカラーにオールペイントされ、ホイールや、ステアリングが社外品に交換されているものの、インテリアやエンジンルームなど、オリジナルコンディションをよく保っています。
このほかにも貴重で魅力的なクルマ、メモラビリアが数多く出展されている、BINGO International『COLLECTIBLE AUCTION』。ぜひ入札者登録を行い、参加されることをお勧めします!
オークションについて
オークションに参加される際は、事前にオークション規約をご確認いただき、入札者登録をお済ませいただく必要がございますので、事前のご確認と、ご登録のほど宜しくお願い致します。
tel : 03-5511-2777
mail : info@bhauction.com