CARS Report

プラネックス・スマカメ・レーシング鈴鹿10Hに向け鈴鹿サーキットでミカ・ハッキネン選手がテスト

2019.08.08
photo:モビリティランド/鈴鹿サーキット
プラネックスコミュニケーションズ株式会社/プラネックスカーズ株式会社(本社:東京渋谷区 代表取締役:久保田克昭)が運営する『プラネックス・スマカメ・レーシング』は、ミカ・ハッキネン選手を招いて8月6日、7日の2日間にわたり、『BH AUCTION SMBC SUZUKA 10HOURS』に向けたテストを鈴鹿サーキットで行いました。


スマカメのイメージカラーであるブルーと、ハッキネン選手のヘルメットのモチーフにもなっているフィンランド国旗のブルーをあしらった爽やかなイメージのカラーリングに彩られたマクラーレン720S GT3は、石浦宏明選手、そして久保田とともに国内各地のサーキットでテストを行ってきましたが、ミカ・ハッキネン選手が合流してテストを行うのはこれが初となります。
photo:モビリティランド/鈴鹿サーキット
鈴鹿10H用の新しいレーシングスーツに身を包んだハッキネン選手は、スペインのモーターランド・アラゴンでマクラーレン・カスタマーレーシングの所有する720S GT3を使ったテストを行っていることもあり、すぐにマシンにも鈴鹿のコースにも順応。30度以上の猛烈な暑さ、ナイトセクションなど鈴鹿10Hならではの特殊な環境に対応するため、16日の夕方、そして17日朝、夕方の3セクションを走り込みました。
7日の夕方には本番を想定したロングランのテストも行い、トラブルなく予定していた全てのメニューを終了。スケジュールの都合で石浦選手が参加できなかったものの、レースマネージメントを行うGAINER(ゲイナー)、そしてチームメイトである久保田とのコミュニケーションをさらに深め、有益なデータを多く収集することができました。
またマクラーレン720S GT3のコクピットにプラネックス・コミュニケーションズの『スマカメ 2LTE』を搭載。NTTドコモと共同でドコモLTE回線を使い、タイムラグなくクリアに走行中のライブ動画を中継する実験も行われました。時速250km/h以上、室内温度50度以上、さらに振動もある過酷な状況ではありましたが、ノイズやタイムラグなくスムーズに動画を各自のPCやスマートフォンへと中継することに成功。テストを行う上で重要な情報をリアルタイムでチーム全体が共有することができました。
『BH AUCTION SMBC SUZUKA 10HOURS』は、8月23日(金曜日)に開幕。それに先駆け22日にはイオンモール鈴鹿に向け出場車が公道でパレードを行う『鈴鹿モータースポーツフェスティバル 』が行われるほか、23日にプラクティス、24日に予選。そして25日午前10時に、10時間後のゴールに向けスタートします。
またレースウィークには『スマカメ2LTE』を使い、『プラネックス・スマカメ・レーシング・マクラーレン720S GT3』のコクピット映像をスタートからゴールまでライブ配信することも予定しています。これらの情報は、今後PLANEX CARSのHP、SNSなどで発信していく予定です。
■ミカ・ハッキネン選手のコメント
「またこうして鈴鹿を走ることができて嬉しいです。また鈴鹿10Hがものすごいビッグレースであることも知っています。レースに関しては大事なのはチームワークですから、予選の結果から決勝を組み立て、とにかく完走を目指すことが重要。そうすれば自ずと結果はついてくると思っています。カツ(久保田)はナイスガイだし、メンテナンス、マネージメント体制もよく、今回レースに対するパッケージにはとても満足しています。今回石浦選手は参加できませんでしたが、彼が素晴らしいドライバーであることも聞いています。実に良いチームだと思っています。マシンのコンディションもよく、今回は与えたれた環境の中で、いかに適応して最大限のパフォーマンスを発揮するか努めました。昼間はかなり暑く、暗いナイトセッションのドライブも難しいですが、トレーニングの甲斐もあって体力的な問題はありません。耐久レースですから、熱くなりすぎずリラックスして走ることを心がけました。今からレースを楽しみにしていますよ」
■久保田克昭のコメント
「ハッキネン選手とともに実に良いテストができました。データロガーやインカー映像を見ても非常にスムーズでありながら速く的確なドライビングで、色々と情報を交換でき、大変勉強になりました。ゲイナーさんのバックアップも完璧でトラブルなくロングラン、ナイトセッションのテストもできましたし、NTTドコモさんの協力でスマカメの開発テストも進みました。また練習用にポルシェ911GT3カップカーを貸してくださったビンゴスポーツさんにも感謝しています。他にも協力してくださる皆さんのおかげで、実りの多い2日間となりました。とにかくレースで大事なのはチェッカーを受けることですから、そのための準備をしっかり進めていきます。そして我々もレースをエンジョイして、鈴鹿10Hを大いに盛り上げたいと思っています」