CARS Report

モスポートで久保田が連続2位でフィニッシュ!

2017.06.21
Photo:Masters Historic Racing
F1カナダGPのサポートレースの1週間後、カナダ・モスポート・パークで開催されたマスターズUSAヒストリック・フォーミュラ・ワン・モスポート・ラウンドで、久保田克昭が、土曜のレース1、日曜のレース2ともに2位でフィニッシュ。連続表彰台を獲得しました!


Photo:Masters Historic Racing
1967年の初開催以来、1977年までモントリオールと交互にF1GPを開催してきた由緒あるコース、モスポート・パーク。前週のF1GPサポートレースに比べると、若干台数は減ったとはいえ、それでも16台のマシンが集結しました。
Photo:Masters Historic Racing
今回の注目の1台は、前回のカナダGP戦でDNSとなった、世界的なティレル・コレクターであるジョン・ディレイン氏が、かつてフランソワ・セヴェールのドライブしたティレル002とともに参戦したことです。
Photo:Masters Historic Racing
またダニー・ベーカーのフェラーリ312T4も引き続き参戦。ヨーロッパ・ラウンドでは見られないマシンが走る姿は感動的です。
Photo:Hiroki Hanashima
一方、我らが久保田のロータス78は、前回に続く必勝を期してメンテナンスにも余念がありません。レースウィークを前にハナシマレーシングのボス、花島広樹氏によってリア周りをばらしてピニオンベアリングも交換。準備万端です。
ちなみに久保田の元には、「前回のカナダ・ラウンドでレース1をソーントン、レース2を久保田が制したことに、90歳の誕生日を迎えたヘイゼル・チャップマンが凄く喜んだ!」というメッセージがクライブから届けられました。
Photo:Masters Historic Racing
レースウィークが始まると、プラクティス、予選とCTLのグレッグ・ソーントンが絶好調! レース1のポールポジションを獲得し、久保田はソーントンに続く2番手グリッドを確保します。
他のエントラントの伸び具合を見ても、決勝はソーントンと久保田のCTL勢に優勝争いが絞られるのは、間違いなさそうです。
Photo:Masters Historic Racing
迎えた土曜のレース1決勝は、スタートからソーントンのロータス91が独走態勢! 久保田も2位のポジションをがっちりとキープし、CTLの1-2態勢でゴール。3位にはジェイミー・コンステーブルのローラT370が入りました。
Photo:Masters Historic Racing
続く日曜のレース2。久保田はレース1の決勝結果を受け2番手グリッドからのスタートとなったのですが、またしても好調なグレッグがスタートから独走。2戦連続2位でのフィニッシュとなりました。
しかしながら、ウイングカー初期のアルミモノコックの78で、カーボンモノコックの91に食らいつくことができたのも、今シーズン『Planex  スマカメ F308』で全日本F3選手権を戦い、腕を磨いてきた日々の賜物だと思います。
Photo:Masters Historic Racing
いずれにしろ、カナダでの4戦すべてでCTLのロータスが優勝。モスポートにおいては、1-2フィニッシュと完全な形で制することができ、CTLのマネージャーであるクリス・ディネッジも大満足。
Photo:Masters Historic Racing
久保田自身も、先週のジル・ヴィルヌーブ・サーキットで、3位と優勝。そしてモスポートで連続2位と、カナダで過ごした4戦すべてで表彰台を獲得。最高の形でカナダ・ラウンドを締めくくることができました。
ちなみにモスポートでのプレゼンターを務めてくれたのは、故ジル・ヴィルヌーヴ夫人のジョアン・ヴィルヌーヴさん(つまりジャック・ヴィルヌーヴのお母さんでもあります)! ジル・ファンである久保田にとって、なによりのプレゼントとなりました。
みなさん応援ありがとうございました。
詳しいレースレポートは、Classic Team Lotus Japanの公式HPをごらんください。