2017.08.04
				
ヒストリック・モデルから、最新のプレミアムカー、さらには本格的なレーシングカーまでを幅広く取り扱うプラネックスカーズに、現在2台の魅力的なヒストリック・ポルシェが入庫しています!

最初にご紹介するのはポルシェ356 A。
	1955年9月のフランクフルト・ショーで発表された356Aには、細かな仕様を含めるといくつかのタイプに分類されますが、これは1958年に生産された最後期の部類に入る1600クーペ。ロイター製のT2ボディとなります。
	カラーは純正色のフィヨルド・グリーン。純正のエアロ・ミラーやダブルバンパー、ホイールキャップ付きのスチール・ホイールなどオリジナルの姿をよく保った1台です。
	
	
オリジナルの組み合わせどおり、室内のトリムがベージュ。特にモディファイされた形跡もなく、ブラウプンクト製のオリジナル・ラジオも実働。
	またホーンリングのついたステアリングは、1957年9月からZF製のステアリングギアボックスを採用しているため、操舵感もシュアで現在の路上でもまったくステレスを感じることなく運転していただけます。
	
	
エンジンは、後年の1600cc 95bhpの356SC用OHVフラット4に載せ替えられています。ということで、ナンバーズマッチとはなりませんが、356のオリジナリティを残しながら、今の路上でも過不足なくドライブしたいという方には、むしろオススメしたいモディファイとなっています。
	また機関の状態はよく、真夏の路上でもエンジンは安定したアイドリングとパワーを備え、ギヤボックスの操作もスムーズ。クラッチもジャダーなどなく、非常によくコンディションに保たれています。
	
	
もちろんフロントラゲッジルーム内のスペアタイヤもオリジナルのホイールを履いた状態。全体的なボディのコンディションもしっかりしています。
	
	
もちろんコンクールコンディションではありませんが、ボディ自体のコンディションも機関、内装の状態も程よく保たれた356A。
	昨今の人気の高まりで、356BやCであっても新車の911以上のプライスタグをつける個体が多く、356A自体が市場に出る機会も少なくなってしまいましたが、そんな中であまり肩肘張らずに356Aを楽しみたいとお考えの方には、ちょうどいいベース車両といえると思います。
	このまま乗ってもよし、少しずつ仕上げていくもよし、自分好みにモディファイしてあげるもよし、という“等身大の356A”で、ツーリングやヒストリックカー・ラリーなどを楽しんでみてはいかがでしょうか?
	もちろん、日々のメンテナンスから本格的なレストレーションのご相談もお受けいたします。
	
	SPECIFICATIONS 1958 Porsche 356A 1600
	| ボディサイズ | 全長3950×全幅1670×全高1310mm ホイールベース:2100mm トレッド:F1306/R1273mm | 
|---|---|
| 車両重量 | 820kg | 
| エンジン | 空冷水平対向型4気筒OHV ボア×ストローク:82.5×74mm 圧縮比:7.5:1 総排気量:1582cc 最高出力:60bhp/4500rpm 最大トルク:11.2kg-m/2800rpm | 
| トランスミッション | 4速 | 
| 駆動方式 | RR | 
| サスペンション形式 | Fダブルトレーリングアーム トーションバー Rシングルトレーリングアーム トーションバー | 
| ブレーキ | 4輪ドラム | 
| ホイールサイズ | F&R 4.5J×15 | 
| タイヤサイズ | F&R 5.60-15 | 
※すべてオリジナル時のデータ
	
続いてご紹介するのは、いわゆる“ナロー”と呼ばれるポルシェ911。
ごく初期のショートホイールベース・シャシーをもつ1967年式の最上級モデル911Sです。
	ごく初期のショートホイールベース・シャシーをもつ1967年式の最上級モデル911Sです。
1967年に生産された911Sは合計でクーペが3422台、タルガが718台。1968年型を含めても2リッター・ショートホイールベースの911Sは6000台未満という希少車種。その中にあってこのクルマは、コンクールコンディションというべき素晴らしい状態に保たれた1台です。
	
	
黒一色のシックな内装も、徹底したレストレーションが行われておりオリジナル。レザー巻きのステアリング、繊細な書体のグリーンの文字盤のメーターなど、1967年モデルならではのエレガントなディテールが魅力的です。
	
	
エンジンは圧縮比を9.8:1に高めたうえ、バルブ系を拡大するなどの改良を加えた結果160bhp/6600rpmを発揮するに至った、1991cc フラット6 “901/02”ユニット。
	エンジンも、ボディ同様徹底したレストアが施されており、コンディションは抜群。2リッター・ユニットならではの鋭いレスポンスを味わえます。
	もちろんエンジン、シャシーはナンバーズマッチとなります。
	
	
2013年に911が50周年を迎えて以降、ヒストリック911が高騰したこともあって、市場になかなか売り物が出回らなくなりつつある昨今。なかでもショートホイールベースの911S(しかも貴重な5.5Jのフックスホイール付き)は、かなりのレアモデルとなっています。
	“究極のナロー”をお探しの方に、ぜひ一度ご覧いただきたい1台です。
	SPECIFICATIONS 1967 Porsche 911S
	| ボディサイズ | 全長4163×全幅1670×全高1320mm ホイールベース:2211mm トレッド:F1337/R1317mm | 
|---|---|
| 車両重量 | 1030kg | 
| エンジン | 空冷水平対向型6気筒SOHC ボア×ストローク:80×66mm 圧縮比:9.8:1 総排気量:1991cc 最高出力:160bhp/6600rpm 最大トルク:18.2kg-m/5200rpm | 
| トランスミッション | 5速 | 
| 駆動方式 | RR | 
| サスペンション形式 | Fマクファーソンストラット トーションバー R トレーリングAアーム トーションバー | 
| ブレーキ | 4輪ディスク | 
| ホイールサイズ | F&R 5.5J×15 | 
| タイヤサイズ | F&R 165HR15 | 
※すべてオリジナル時のデータ
	詳しいお問い合わせはプラネックスカーズ 目黒本社 まで。
	
			