CARS Report

JCCA 筑波ミーティング・エンデュランス 2023

2023.10.20
さる10月15日に筑波サーキットで開催されたJAF公認のクラシックカー・レース、JCCA筑波ミーティング・エンデュランスのFレースにPLANEX CARSの久保田克昭が愛機『スマカメ・ハナシマレーシングB110サニー』で参戦しました。


今回はSUPER GTなど他のイベントとタイミングが重なったため、エントリーがいつもより少ないという噂でしたが、1970年代までのフルチューニング・レースカーによって競われるFレースは合計24台出走と大盛況。久保田の参加する1310cc以下のF-1クラスも10台の強豪が揃いました。
ところがこの日の筑波は朝から警報級の大雨に見舞われるという最悪のコンディション。予選を前に、TSマイナーツーリングで先に走行していたプロ・レーサーの菊地靖選手がコース状況のアドバイスをしてくれました。
コースはご覧のようなコンディション。マシンをコース内に留めていくので精一杯という中、グッドウッド、スパ、エストリルと海外連戦をこなしてきた久保田は果敢にアタック。「もう1〜2周あれば、もっと前に行けた」と言いつつも1分13秒867を出し、総合6位F-1クラス4位のグリッドを確保しました。
決勝レースが始まる午後3時すぎには完全に雨は止んでいたものの、路面は完全なウエットコンディション。全車レインタイヤを履いてスタートを切りました。
ここで久保田は見事なスタートを決めクラス3位にジャンプアップ。このまま表彰台を目指してと意気込んだ、オープニングラップの第1ヘヤピンの立ち上がりで単独スピン。幸いにもどこにも接触せず、無傷でコース復帰を果たしましたが、ポジションを大きく落とすこととなりました。
その後は格上F-2クラスのアルファロメオ1750GTVとバトルを繰り広げ、総合10位、クラス6位にまで回復。前を走るクラス5位の直井選手を追いかけますが、追撃及ばすそのままの順位でのフィニッシュとなりました。
「Fレースはマシンもドライバーもレベルが高く、本当に戦いがあるし、勉強になる。このレースだけはこれからもずっと続けて行きたい」
と海外のレースを戦う上でも、Fレースで腕磨きを続けるのはとても大事と語る久保田。結果は残念でしたが、多くの手応えを掴んだレースだったようです。
応援ありがとうございました!