CARS Report

RENAULT TWINGO RS

2011.09.30

スタッフ日記に禁断の(?)取材風景を盗撮されてしまいましたが、

今回はプラネックスカーズに入荷したばかりの2010年式ルノー・トゥインゴRSをご紹介しましょう!

すんごく良い個体です。必見です!

 



■ルノー・トゥインゴ RS(ルノー・スポール)について

 

ゴルフV GTI、ルーテシアRS 、シビック・タイプRユーロ、アバルト500など

日本におけるホットハッチ・ビンテージイヤーというべき2009年末に発売開始された

ルノーのBセグメントホットハッチ。

 

2007年にワールドプレミアされた2代目トゥインゴをベースとし、

メガーヌやルーテシアにも搭載された1.6リッターDOHC 16V K4M-RSユニット(134ps)を搭載。

本国ではシャシー・スポールとシャシー・カップという、

セッティングの異なる2種類のシャシーが用意されているが、

日本に導入されたのは、硬派なシャシー・カップ仕様で、

車高はノーマル比10mmのローダウン。

トレッドはノーマル比60mm拡大となっている。

 


 

では早速、プラネックスカーズに入荷した個体を見ていく事にしましょう。

このトゥインゴRSは2010年式で、ルノー・ディーラーのデモカーとして使われていたもの。

以前ご紹介したメガーヌRS同様、ルノー・ジャポンと密接な関係をもつ

プラネックスカーズならではの仕入れといえます。

 

走行わずか3000km! ということもあって、コックピットはご覧のように新車同然。

先日このコーナーでご紹介したトゥインゴ GTと比べてみても、基本的な意匠は特に変わっていないのが

お分かりになると思います。ステッチの入ったシートや、各部の色使いなどが違いでしょうか。

 

しかしながら、6500r.p.m.からレッドゾーンのはじまるレヴカウンターが

ホワイトの文字盤になっていたり、数字のグラフィックが “ヤル気” になっていたりと

オーナー心をくすぐる演出が施されているのはニクイところ。

このあたりは、さすがディエップの技術陣! ツボを心得ていらっしゃる。

 

もうひとつの美点といえるのが、このアルミ地肌(RSの特徴です)の3ペダル。

ペダルの配置や位置自体はGTと変わりませんが、そのドライブ環境は絶妙! のひとこと。

ひと昔前と違って、フランス車だからといって右ハンドル化の弊害はありません。

これから、真面目にMT車で腕を磨きたい! ヒール&トーを練習したい! なんて思っている

エンスージァストには是非乗っていただきたい1台です。

 

さらにいえば、この5段M/Tのフィールも素晴らしい。

基本的にはGTと変わらないハズなのですが、RSの1.6ユニットに合わせた

セッティングが施されているのは間違いなく、エンジンの美味しいところを

“使い切る”ドライブができます。こういう真面目でファンなMTを作らせると上手いですね、ルノー。

 

そして忘れてはいけないのが、このシートのデキ(赤かぶりした写真ですいません)。

トゥインゴGTより、さらにホールド性の増したスポーツシートながら、

タッチの柔らかさは、伝統のルノー・ライドそのもの。

それでいて、しっかり芯のあるシートなので、ひっちゃきになって走っても

クルージングしながら走っても、ドライバーに疲労を感じさせない、素晴らしいデキになっています。

このシートだけでも、このクルマを買う価値あり(多少誇張あり)です!

 

また、この1.6リッターK4M-RSユニットがいい。

1.2リッターのGTに比べると、当然のことながらパワフル&トルクフル。

それでいて、トゥインゴRSのシャシーの出来映えはクラス随一ですから、同じスキルのドライバーが

操るのであれば、アバルト500より断然速く走れるはずです。

 

もちろん、欧州車らしい濃密な快適さを味わいたいというのなら、

ベストバランスのトゥインゴはGTということになりますが、ホットハッチという

80sっぽい響きに郷愁を抱くヤンチャ(死語)な貴兄には、

アバルト500や、ポロGTIよりオススメしたい1台です。

 

気になる方、すぐにプラネックスカーズで試乗をオススメします。

これは本当に速いもの勝ち!

(※すいません、もう売れてしまいました。が、欲しい方のオーダー受け付けますよ!)