2025.12.18

さる12月14日に富士スピードウェイでロータスの創立77周年を記念するオフィシャル・イベント『LOTUS 77th Anniversary Track Day』が開催されました。このイベントにPLANEX CARもエレトレS、LOTUS EUROPA RUNABOAT SPECIAL、そしてコーティナMk1 “KPU397C”の展示で協力させていただきました。

Photo:Lotus Cars/ Copyright-The-Colin-Chapman-Foundation
ロータスの歴史は1948年、アンソニー・コリン・ブルース・チャップマンが恋人であり、後に婦人となるヘイゼル・パトリシア・ウィリアムズの実家のバックヤードで中古のオースティン・セブンを改造。2人によって “ロータス”と名付けたところからスタートしました。
以来、ロータスはイギリスを代表するレーシングカー・コンストラクター、チーム、スポーツカー・メーカーとなり、F1GPではドライバーズ・チャンピオン6回、コンストラクターズ・チャンピオン7回を記録するトップ・コンストラクターとして名を馳せました。

そして今年、ロータスは誕生から77周年を迎えたわけですが、77と聞いて連想するのが1976年のF1マシン、ロータス77。同年に日本で初めて開催されたF1世界選手権イン・ジャパンでマリオ・アンドレッティがドライブして優勝したマシンです。その舞台となったのは富士スピードウェイ。そういう意味においても、今回『LOTUS 77th Anniversary Track Day』が富士で開催されたのは意味深いことだと思います。

ちなみに写真は、2017年に富士スピードウェイ開業50周年を記念して行われた『FUJI WONDERLAND FES!』で久保田克昭が、CLASSIC TEAM LOTUS所有の富士優勝車そのもの、ロータス77/1をドライブした時のものです。

イベント当日は朝から雨。開始時間になると雨が止む代わりに霧が出るという生憎のコンディションでしたが、急な呼びかけにもかかわらず、会場には新旧様々なロータス・オーナーの皆さんが集結しました。

今回、久保田は所用で参加が叶いませんでしたが、その代わり愛車のロータス・エレトレSを展示。都心から富士スピードウェイを往復してもバッテリー残量が50%という足の長さと、ロータスらしい軽快なハンドリングを味わえる、GT要素の強い電動SUVとなっています。

実はこのエレトレのデザインソースとなったのが、久保田がグッドウッド・リバイバルなどでドライブしているグループ4マシンのロータス30。久保田がエレトレのボディカラーをイエローにしたのは、自身の30と合わせたからだそうです。

さらに今年レストアが完了し、無事船検も取得したLOTUS EUROPA RUNABOAT SPECIALも展示。日本を代表するロータスのスペシャリスト、ボディショップ・ハッピーが製作した世界で唯一のヨーロッパ・ボディのボートです。会場ではエレトレと合わせて、牽引している演出の展示をしていましたが、実際にエレトレにはヒッチメンバーがついていますので、牽引することも可能です。

会場にいらしたヨーロッパ・オーナーの皆さんから熱い視線を浴びていたLOTUS EUROPA RUNABOAT SPECIAL。次回はぜひ、湖上などで動く姿をお見せしたいですね。

また会場にはヘリテージ・ショーケースとしてロータス・マーク8からエクセルまで、歴代様々なレーシングカー、ロードカーが集合。コース上でデモランも披露しました。こうした貴重なモデルが多数存在するのも、日本のロータス・ファンの厚みを示していると思います。



ここにもPLANEX CARSのコレクションの1台であるコーティナMk1 “KPU397C”を展示。これは当初1966年にロータスのプレスカーとして登録された個体で、同年5月のイギリスMotor誌にも掲載されているもの。その後Mk1 Sr.2のコンペティション仕様に改装され、1966年のETCCゾルダー・ラウンドで、チーム・ロータスのレースカーとしてジャッキー・イクスがドライブし総合2位に入賞。レース後にはアラン・マン・レーシングにデリバリーされるなどのヒストリーの持ち主です。
会場では、日本一オリジナリティの高いロードカーである大塚氏のコーティナMk1 Sr.1と並んで展示させてもらいました。

Photo:Lotus Cars
12月16日はコーリン・チャップマンの命日です。数々のレーシングカー、ロードカーを生み出した天才エンジニアのご冥福を祈るとともに、その多くに携わることができ光栄に思います。
ということで、2025年のPLANEX CARSのレポートは終了となります。本年もお世話になりました。また来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。
