さる9月10日から11日にかけて、長野県の小海リエックス・ホテルを起点に
日本の公道ヒストリックカーイベントの老舗のひとつ、コッパ ディ小海が開催されました。
今年で21回目を迎えるコッパ ディ 小海は、例年4月上旬に開催されるイベントですが
東日本大震災の影響で順延。イレギュラーながら秋の小海に舞台を移し、開催されたのでした。
エントリー資格をもつのは、1960年代までのヨーロッパの公道レース/ラリーなどで活躍した
由緒正しきヒストリックカーたち。
今回は約70台のエントリーを集めましたが、この1935年式ライレーTTスプライトのような
戦前車から、“虫系”と呼ばれる1950年代の小排気量レーシングカー、さらには
1960年代のスーパースポーツまで、バラエティに富んだ顔ぶれが集まったのです。
競技は、事前に渡されるコマ地図に書かれたルートを、あらかじめ設定された時間に対し
いかに近い時間で走られるか? を競うもの。その行程の中にはいくつかのスペシャルステージも設けられ、
それらの獲得ポイントも加味しながら、クラス毎の順位を競います。
ご覧のように、会場は競技に参加する珠玉のヒストリックカーの群れ、群れ。
クルマ趣味にあっては、ある種の到達点ともいえるでしょう。
なかにはこんなクルマも……。
プラネックスカーズでもお馴染みのジャガーEタイプですが、これは1960年代にレース用に製作された
ライトウェイトEタイプというコンペティションモデルのレプリカ。
レプリカといっても複製品という意味ではなく、当時実際に採用されたアルミ製のモノコックシャシー
(ロードカーはスティール製)を採用。ボディパネルまでアルミ製として軽量化したうえに
当時のワークスカーに使用されていたルーカスインジェクション付きアルミヘッドエンジンまで
搭載した、限りなく本物に近い1台なのです。
優雅で上品なロードバージョンと違い、レースカーならではの荒々しさを感じるEタイプもいいものですね。
さらには、英国ヒストリックカーの雄のひとつでもある
オースティン・ヒーリー100/4の姿も。
もちろん、そんなスーパースポーツカーばかりでなく
このようなフィアット500チンクェチェントのようなミニマムカーも参加できます。
ちなみにこの後のコッパ ディシリーズの予定は
愛知県を舞台に開催される11月5日のコッパ ディ 東海と、
東京都内を舞台に1DAYで開催されるコッパ ディ 東京の2回。
とくに休日の東京都内をヒストリックカーでクルーズするコッパ ディ 東京は
気軽に楽しめるヒストリックカーラリーとしてオススメです。
そういう意味では、プラネックスカーズが誇る2台のお宝、
アストン・マーティンDB5とDB6は最高の伴侶になると思います。
どちらも、イベントでの使用に十分たえうるコンディションであるばかりでなく
英国を代表するサラブレッドでありますから、会場で注目を集める事は必須。
今から準備をはじめても遅くはありません。
無論、日頃のメンテナンスからイベントのサポートに至るまで
この道のプロフェッショナルがお手伝いさせていただくこともできます。
どうぞお気軽にご相談ください。