CARS Report

エストリル・クラシックで久保田が2連勝!

2024.10.08
10月5日、6日にポルトガル・エストリル・サーキットで行われたエストリル・クラシック2024にPLANEX CARSの久保田克昭が、愛機ロータス72とともに参戦、見事2レースでクラス優勝を果たしました。


ピーターオートが主催するポルトガル最大のクラシックカー・イベントであるエストリル・クラシック。今年もツーリングカー、スポーツカーの耐久レースなど様々なプログラムが組まれていましたが、久保田の参加するPre-1986 F1には、S.アヤリのリジェJS21、M.ヘイゼルのウィリアムズFW08といったフラットボトム・マシンから、J.ホルツマンのティレルP34 6輪車に至るまで、多彩なマシンが合計14台エントリー。
久保田のロータス72は、J.コンスタブルのエンバシー・ローラT370、M.デイビスのロータス78など、70年代のマシンによるクラスAに分類されます。
昨年もクラス優勝を果たすなど、ゲンのいいサーキット、イベントで、モナコでの優勝以来久々のドライブとなったロータス72で、予選クラス2位、総合4番手を獲得。
グリッドに並んだ際エンジンストールし、スタートがディレイになるトラブルはあったものの、仕切り直しのスタートでは見事なダッシュを披露。一時はJ.コンスタブルのエンバシー・ローラT370を抜き、2位にまで上がったものの、オープニングラップを総合5位、クラス1位で通過しました。
それからは3位を走るクラストップのM.フマギャリのセオドール・ラルトTR1クラス上のL.フォルトのエンサインMN181-Bとバトルを展開。3周目のホームストレートでラルトTR1をパスしてクラストップに浮上。コンスタブルのローラからの激しい追い上げを受けつつ、総合3位を走るフォルトのエンサインを攻め立てます。
その後7周目にコースアウトしたマシンがあり一時SCが導入されますが、最後の1周だけとなった超スプリントのヒート2のスタートを上手く決めた久保田は、再スタートで3位を走りM.ヘイゼルのウィリアムズFW08をパス。なんと総合3位、クラス優勝を果たしました!
モナコに引き続き、エストリルでも日の丸、君が代を流すことができました!感無量です。
1日目のレースの模様はこちらからでもご覧いただけます。
Full live coverage, vintage F1 & endurance legends - Estoril Classics by PETER AUTO
さらに6日日曜に行われたレース2は、前日の結果を反映してクラス1位、総合3番手のグリッドからスタート。見事なスタートダッシュを決めた久保田は、M.ハリソンのシャドウDN9bに続く2位で1コーナーに飛び込みます。
そして2周目の1コーナーではハリソンのインを刺し、一瞬トップに立ちますが、この頃からコースに雨が降り始めてしまいました。
その後もS.アヤリのリジェJS21の猛追を抑え、なんとか2位を死守しますが、6周目から雨足が強くなったこともあり、3位にドロップダウン。しかもスリックタイヤが濡れた路面で滑り、スピンを喫してしまいます。
ところがラッキーなことに、急激に悪化した路面コンディションを受けてレースは赤旗中止。6周終了時点の順位でフィニッシュとなったことで、総合2位、クラス優勝となりました。
こうして2日連続で表彰台の頂点に立ち、君が代を流すことができました。応援ありがとうございました!
2日目のレースの模様はこちらからでもご覧いただけます。
Full live at Estoril Classics - Last day of the season ! By PETER AUTO
またレースウイーク中のピットにはロベルト・モレノさんが登場。優勝を祝ってくれました。