CARS Report

Road to Suzuka 10H Vol.2「マクラーレン720S GT3 順調にテストを消化中!そして『スマカメ』も大活躍!!」

2019.08.05
8月23日から25日に鈴鹿サーキットで開催される「GT3世界一決定戦」、『2019 第48回サマーエンデュランス BHオークション SMBC鈴鹿10H』に、98年、99年のF1ワールドチャンピオン、ミカ・ハッキネン選手、SUPER FORMULAチャンピオン、石浦宏明選手、そしてPLANEX CARSの久保田克昭で参戦するプラネックス・スマカメ・レーシング。6月にイギリスからマクラーレン720S GT3が到着し、早速鈴鹿サーキットで石浦選手と久保田の手でテストが行われたことはご報告しましたが、その後も順調にテストを続けています。


石浦選手、久保田とも多忙(もちろんハッキネン選手もですが)なため、なかなか時間が取れないのが悩みのたねですが、それでも7月18日に鈴鹿サーキットでテストを実施。残念ながら午後の走行が大雨のためキャンセルになってしまったものの、石浦選手が精力的に走り込んだ結果、マシンの熟成、セッティングが進み、基本的に満足のいく状態に仕上げることができました。
さらに7月24日には富士スピードウェイに舞台を移して久保田のみでテストを実施しています。ここ最近、フォーミュラカーばかり乗っていたこともあり、最初は720S GT3の挙動に手間取ったと話す久保田ですが、すぐに勘を取り戻してペースアップ。ひとつずつメニューをこなしていきます。
「石浦選手のセットアップのおかげで、かなり乗りやすいクルマに仕上がりました。ただ車内がすごく暑くなるので、本番ではいかに集中力を切らさず、体力をもたせながら、指示通りのペースで走れるかが大事になりますね」
とは走行後の久保田のコメント。今回のテストでかなり良い手応えを感じたようです。
テストにはメンテナンスとレースマネジメントを担当するゲイナーの技術開発主任でもある福田工場長以下スタッフの皆さんと、ハナシマレーシングの花島社長以下、スタッフの皆さんが帯同。ディスカッションを重ねながら、効果的にテストを進めていきます。
レースで使用するピレリ・タイヤのコントロールも勝敗を決める重要な要素のひとつ。今回はずっと同じタイヤを履き続け、グリップの低下したタイヤでもペースを維持しながら走るなど、実戦的なテストも行われました。久保田は、そのような状態のタイヤでも最後にこの日のベストタイムを記録。かなりマシンとの対話が進んだようです。
720S GT3の車内には屋外でも安定した通信が可能な『スマカメ2 LTE』を設置。ピットでコクピットのインカー映像を受信することで、素早い情報の共有、分析ができるようになっています。
ご覧のように画像は驚くほどクリア。サーキットを全開で走行してもノイズが入ったり、ブレたりすることはありません。『スマカメ』おそるべし!
インパネには『スマカメ作動中』のステッカーが。無論、レース・ウィーク中もスマカメは車内で活躍する予定です!
このあとマシンにはカラーリングが施され、8月6日、7日の鈴鹿テストにミカ・ハッキネン選手が来日し、テストに参加(詳しくはBHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース 公式HPをご覧ください)することが決定!

その模様はまた追ってご報告する予定です。引き続き応援よろしくお願いします!