CARS Report

「東京オートサロン・オークション with BH AUCTION」で最高値を記録!

2018.01.15
さる1月12日、日本最大のカーエンターテイメント・ショーとして世界的な注目を集める「東京オートサロン2018」の会場において、日本発信のコレクタブルカー・オークション「東京オートサロン・オークション with BH AUCTION」が開催されました。日本車を中心に16台が出品された今回のオークションで、PLANEX CARSから出品された1970年型のトヨタ2000GTと、1990年型日産R90CKが、相次いで高値で落札。特に1億7300万円という最高値で落札されたR90CKのニュースは、瞬く間に全世界に広がりました。


いま、世界で熱い注目を集めているヒストリックカー、スーパーカー、レーシングカーなどコレクタブルカーの本格的なオークションを日本でも始めたい! という想いからスタートしたBH AUCTION。現在世界には様々なオークショネアが存在し、市場だけでなく文化も作り出していますが、歴史ある日本のクルマや文化の価値を作り出す、高めるという意味においても、日本発信の国際的オークションができることは素晴らしいことだと考えます。その想いに我々PLANEX CARSも共感し、BH AUCTIONに資本参加しています。
株式会社BHJの名誉顧問である堺正章さんの挨拶で始まった「東京オートサロン・オークション with BH AUCTION」は、オークションを仕切るコンダクターにクリス・ペプラーさんを迎え、華々しくスタート。
ロットナンバー001の1968年式ホンダS800がステージに登ると、会場はもちろん電話で参加する国内外のビッダーから次々に入札が入り、価格が50万円単位でどんどんと上昇していきます。
結局、このS800は予想を上回る859万円(これに手数料が加算される)でハンマープライス。以降、次々と出品車が高額で落札されていきます。
その中でも注目を集めていたのが、2002年型日産スカイラインGT-R V-specII Nur。BNR34の最終進化形として300台が限定生産されたV-specII Nur というだけでも貴重な存在なのに、出品車は未登録で走行わずか10kmという、完全デッドストック物。海外からの注目も熱く、2000万円からスタートした価格はどんどん跳ね上がり、予想を大きく上回る3200万円で落札。
今後の高年式国産コレクタブルカーの市場の盛り上がりが期待される結果となりました。
また1996年に北米日産が純正パーツを集めて行ったレストア・プログラムで仕上げられたダットサン240Z Vintage Zのデッドストック車が2台出品され、イエロー(写真)の個体が1200万円、シルバーの個体が990万円で落札されています。
そうした盛り上がりをみせるオークションの中で、その動向が注視されていたのが、PLANEX CARSから出品された1970年式のトヨタ2000GT後期型。内外装、機関ともにフルレストアされたうえ、デンソー製の純正クーラーも付く希少な個体だったこともあり、オークションの開始から入札が続出。最終的に7600万円での落札となりました。
そして今回のオークションのメインとして登場したのが、1990年式の日産R90CK。1990年のル・マン24時間にNMEからエントリーしたシャシーナンバー5で、近年ではPLANEX CARS代表の久保田克昭の手で様々なヒストリックレースに参戦。2016年のル・マン・クラシックではポールポジションを獲得したうえに、最終ラップまでトップを独走したことでも有名な個体です。
オークション開催前からその落札価格に注目が集まっていたとおり、9000万円から始まったオークションは、あっという間に1億5000万円を超える白熱した展開に。その後、入札の応酬が続き、最終的に1億7300万円という最高値を記録することとなりました。
このニュースは国内のメディアはもちろん、海外にも配信され話題に。おそらくこの成功をきっかけにBH AUCTIONは日本発信の国際コレクタブルカー・オークションとして大きな影響力をもっていくことになるでしょう。
PLANEX CARSでは、これまでの豊富なノウハウとネットワークを活かして、BH AUCTIONに参加したい方、愛車を出品したい方のサポートも積極的に行ってまいります。ぜひ、お声がけください。