CARS Report

WEC富士6時間で小林可夢偉選手が優勝!

2016.10.17
10月16日に富士スピードウェイで決勝が行われたFIA世界耐久選手権第7戦富士6時間レースで、PLANEX CARSサポート・ドライバーの小林可夢偉選手がドライブするTOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 6号車が見事に優勝。可夢偉選手にとってWEC初優勝であるとともに、TS050にとってもホームグランプリで今季初優勝。また同じくPLANEX CARSサポート・ドライバーの中嶋一貴選手の5号車も4位入賞を果たすという記念すべきレースとなりました。


©TOYOTA MOTOR CORPORATION.
ル・マンでの快走など、目覚ましい速さと強さを見せるも、なかなか結果に結びつかないシーズンを送ってきたTOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID。迎えた富士ラウンドでは、トヨタ、ポルシェ、アウディの3大ワークスの実力が拮抗。予選から接戦での戦いとなりました。
そんな中、中嶋一貴/A.デイビッドソン/S.ブエミ組のTS050 HYBRID5号車が予選3位、小林可夢偉/S.サラザン/M.コンウェイ組の6号車が4位を獲得。
迎えた決勝レースではスタートドライバーを務めた可夢偉選手の乗る6号車が序盤から攻めの姿勢でレースを展開。この富士で引退を発表したマーク・ウェバーのポルシェ1号車をオーバーテイクし、アウディ8号車につぐ2位に浮上します。
©TOYOTA MOTOR CORPORATION.
その後もアウディ8号車を先頭に、トヨタ6号車、ポルシェ1号車の一歩もひかない緊張感のあるレースが続き、残り1時間を切っても3台の差はわずか10秒以内。
そこで最後のピットインを決行したTOYOTA GAZOO Racingは、タイヤ無交換で可夢偉選手を送り出し、見事トップに浮上。最終的にアウディ8号車を1.4秒差で抑えきり、見事今季初優勝を飾りました。
©TOYOTA MOTOR CORPORATION.
日の沈む富士で大歓声に包まれながらマシンを降りた可夢偉選手。ドライコンディションの中、一度もセーフティーカーも出ずに繰り広げられた、総力戦を制した実力はさすが。こうして6時間にもおよぶレースは最高潮の盛り上がりで幕を閉じました。
ホームコースである富士でポディウムの頂点を射止めた可夢偉選手。残る上海とバーレーンでの活躍にも期待しましょう! みなさん応援ありがとうございました。