2021.07.06
日本で最も歴史のあるJAF公認のクラシックカー・レース、JCCAのFレースに『スマカメ・ハナシマレーシングB110サニー』で挑戦を続けているPLANEX CARS代表の久保田克昭が、さる7月4日に筑波サーキットで行われたJCCA筑波ミーティング・サマーにおいて、総合2位、F-1クラス優勝を果たしました!
久保田が参戦するのは、1970年代までのフルチューニング・レースカーによって競われる、JCCAの中でもコンペティティブなクラスの1つであるFレース。
310cc以下のF-1クラス、2400cc以下のF-2クラス、2401cc以上のF-3クラスと排気量別に3クラスに分けられている以外は、エンジン、ボディワークなどの改造も自由という、スプリントレース。中でもF-1クラスは今回も手練揃いの8台がエントリーする激戦区となっています。
『スマカメ・ハナシマ・レーシングB110サニー』は、その名の通りTSサニーの名門として知られたトリイ・レーシングで腕を磨いたハナシマレーシングのボス、花島広樹社長が手がけた渾身の1台。
これまでファイナルギヤが富士仕様になっていたこともあり、筑波では5速まで入らずその持てるポテンシャルを100%発揮することが出来ずにいましたが、ついに筑波仕様のファイナルを入手。久保田も土曜のテストで「やっと5速が使えるようになった」と手応えを感じた様子でした。
迎えた4日のレース当日は、朝から小雨が降り続くコンディション。しかしながらFレースの予選がスタートする昼過ぎになると、いったん雨は上がり路面はドライとなりました。
この予選で序盤から積極的にアタックに入った久保田は、上手くクリアラップを掴み、1分4秒970を記録。4月のレースの予選と比べると3秒近いタイムアップを果たしました。
F-1クラスで#32 大山選手のB110サニーに続く2番手のタイムを記録した久保田は、総合でも4番グリッドを獲得。
予選後に再び降り始めた雨により、ウエットとなった決勝レースでは、長年海外のヒストリック・レースで培った経験を生かし、見事なスタートダッシュを披露。#32 大山選手をかわして3位にポジションアップします。
そのまま1コーナーへの侵入でアウト側から大胆に切れ込み、F-2クラスの#22 小松原選手のセリカに並びかけてパス。
インを刺す#18 直井選手のB110サニーを抑えF-1クラストップ、総合でも2番手に躍り出ます。
さすがにトップを走る2リッター・フルチューンの#46 松淵選手の510ブルーバードには徐々に離されてはしまいましたが、久保田は後方から迫る#18 直井選手のB110サニーとのギャップをコントロールしながら2位を快走。
終盤11周目に1分11秒762とF-1クラスのファステストラップも記録する好調ぶりで、Fレース挑戦2年目にしてついにF-1クラス優勝、総合でも2位入賞を果たすことが出来ました。
ゴール後、暫定表彰のためにホームストレートに戻ってきた久保田は、ハナシマレーシングの水野メカとガッチリと握手。
「今回は頑張りましたよ!」と語る花島さんも加わり記念撮影。挑戦からわずか1年足らずで結果を出すことができ、皆満足げな表情です。
久保田も「やっと勝てましたね! 疲れました(笑)。クルマの調子もよく、スタートも決まり良いレースが出来ました。次回もまた頑張ります」とコメント。
コロナ禍で海外レースへの参戦がままならない中、久々のレースを存分に楽しみました。
PLANEX CARSでは、プレミアムカー、クラシックカー、レーシングカーの販売の他にも、このような国内クラシックカー・レースへの参戦、サポートのご相談も受け付けています。
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