CARS Report

エンジンの匠、ハナシマレーシング

2013.09.25

ドイツ・ニュルブルクリンクで開催されたFIAマスターズ・ヒストリック・フォーミュラ・ワンでの

久保田克昭×ロータス72Eの活躍をお伝えしましたが、その圧勝劇の立役者となった

ひとりのエンジニアをご紹介したいと思います。



それが静岡を拠点に活動するレーシングチーム、HANASHIMA RACING(ハナシマレーシング)の代表であり

日本を代表する名チューナーである花島広樹さん。

 

日本の名レース100選 ’92 仙台ハイランドF3 三栄書房刊より)

 

1989年に名門トリイレーシングに入社後、ル・マン9勝を誇る偉大なチャンピオン

トム・クリステンセンのエンジニアを務めるなど、多彩なキャリアを誇る花島さん。

クリステンセンが1993年に全日本F3タイトルで獲得、インターナショナルF3リーグで優勝できたのは

花島さんあっての快挙。日本レース界には欠かせない、匠のひとりです。

 

そんな花島さんの手がけるエンジンは、F3界”最強のエンジン”として今も君臨しつづけています。

 

その匠の技は、久保田の駆るF1マシンに搭載されているコスワースDFVでも発揮されています。

現在のロータス72Eの好調ぶりは、このエンジンはもとより

1年間をかけてマシン全体のパッケージをじっくりと熟成させていった、

花島さんの「ゴッドハンド」によるものといっても過言ではないのです。

 

さらに、TSサニーの名門として知られたトリイ・レーシングに入門したという経歴からも

お分かりのとおり、名機 日産A12ユニットのO/H、チューニングに関して

花島さんの右に出る者はいません!

 

またこのジャガーのXJユニットや、ロータス・ツインカムといった

ヒストリック・エンジンのO/H、チューニングもお手のもの。

 

花島さん自身、もともとバイク乗りだったということもあって

2スト、4ストに限らず、オートバイのエンジン(写真はスズキGSX1000)もバッチリ。

 

ということで、ヒストリックカーからスーパースポーツ、さらに本格的レーシングマシンに至るまで

エンジンやその他でお困りのことがあったら、是非ハナシマレーシングに相談されることをお勧めします。

 

 

●HANASHIMA RACING (ハナシマレーシング)

静岡県静岡市清水区半左衛門新田72-3

電話:054-348-1271

FAX:054-347-6164

e-mail:hanashima-racing@utopia.ocn.ne.jp