CARS Report

ストックカーご紹介第3弾!「ロータス・エラン・エステート」

2020.08.17
PLANEX CARSのストックカーご紹介第3弾は、世界に2台しか存在しない超希少なロータス・エラン・エステートです。


鋼板バックボーンフレーム・シャシーにFRP製のボディを搭載するという、ロータス製スポーツカーの基礎を築いた名作、エラン。1962年に発表以来、1973年の生産終了までロードスター、クーペの他、シャシー&ボディを拡大し2+2としたエラン・プラス2などのボディ・バリエーションが存在しますが、その中でも異彩を放つのが、このロータス・エラン・エステートです。
これは、ロータスのプロダクション・モデルではなく、ロンドンのハイゲートにあるロータスの有力ディーラーの1つ、“ヘキサゴン”が独自に開発、販売をしたコーチビルド・モデル。残念ながら、ベース車に対し価格が高すぎるなどの要因で、たった2台が製造されただけに止まりましたが、ロータス・エランを扱う書籍では必ず紹介される、有名なレアモデルでもあります。
PLANEX CARSが所有するのはそのうちの1台でシャシーナンバーは36/7101020203E。126bhpのビッグバルブ・ロータス・ツインカムを搭載したエランの最強バージョンである、エランS4スプリント(1971年製造のクーペ)がベースとなります。
クーペのボディを活かす形でCピラー以降の部分を新造しているのですが、その作り込みは丁寧でしっかりとしたもの。天地が低いため、左右にダンパーを備えたテールゲートの開口部は狭く、エステートボディといっても荷室容量もさほど大きくはありません。しかしながら、運転席と荷室が繋がっているため、使い勝手はさほど悪くありません。
このエステートは、ロータスのレアモデルのコレクターとして知られ、クラシック・チーム・ロータスの古参メンバーとしてグッドウッド・リバイバルなど各種イベントで活躍するマルコム・リケッツが1990年代前半から所有していたもの。一度、リケッツの元で徹底的なレストアが施されており、抜群のコンディションを誇っていましたが、日本に上陸してから改めてロータス・スペシャリストの元で仕上げられ、内外装、機関ともに完璧な状態にあります。
もちろん日本の公道でも走行可能。PLANEX CARSでは、購入後の走行やメンテナンスなどのサポートにも対応できます。詳しくはこちらにお気軽にお問い合わせください。