2026.10.02

さる9月18日から20日にかけて、イギリス・グッドウッド・モーターサーキットにおいて恒例のグッドウッド・リバイバル・ミーティングが開催されました。2014年から参戦を続けているPLANEX CARSの久保田克昭は、今回も愛機ロータス30S2とともに、ウィットスン・トロフィーに参戦してきました。

実は今回のリバイバルには、ロータス30S2とともにロータス25R3で1.5リッターF1のグローヴァー・トロフィーにも参戦を予定していました。そのために事前にグッドウッドに持ち込みテストを実施(写真はテストデイのためにサイレンサーをつけた状態)。去年のポールタイムを上回る好タイムを記録し大いに期待されていました。しかしレースウィークの直前にコヴェントリー・クライマックスFWMVエンジンのトラブルが判明。修理も交換も間に合わず、無念のエントリー取り消しとなってしまったのです。

ということでロータス30S2のみでの参戦となったのですが、金曜夕方に行われた予選では1分25秒996と不本意なタイムで、10番グリッドからのスタートとなります。

とはいえ、マシン、久保田ともにコンディションは良く決勝に向けての準備は万端。コース上で子供達によるオースティンJ40ペダルカーのレース、セットリントン・カップが行われる中、しずしずとアッセンブリー・エリアに向けマシンが運ばれていきます。

今回のグッドウッド・リバイバルにはカーグラフィックの加藤社長がCG本誌およびCG TVの取材で来場。久保田もインタビューを受けました。放送は11月26日(木)、12月3日(木)の2回にわたりBS朝日で行われる予定です。そちらもぜひお楽しみに!

また久保田のヘルメットも新調。日本では株式会社ワイエフシーが販売を行なっているBELLヘルメットの最高峰ハイパフォーマンスシリーズの『BELL HELMET HP77 EVO-?』となりました。
ちなみに久保田のは、赤のインナーカラー、HANS、トップガーニー、リアスポイラー、チン・バー・ガーニー、PIVOT KITなどを装着したフルオプション仕様。「軽く、装着感、フィット感も最高で、空力的にも優れているので安定している」とのことでした。

丹頂鶴カラーをアレンジしたニューデザインのペインティングは『Big Hand Paint』の 鈴木さんによるもので、素晴らしい仕上がり。背後には生沢徹さん公認の丹頂鶴マークがつくほか、サイドには新たにRACING MATEのロゴマークも入りました。

迎えた決勝レース。抜群の反応をみせた久保田は1コーナー侵入までで7位にまでポジションアップ。グラハム・モスのローラT70に食らいつき、さらに上を狙います。
しかも2周目のセント・メアリーズ・コーナーで2位争いをしていたスチュアート・ホールのT70がスピン。その間隙を縫って久保田は6位に順位を上げました。

とはいえ、リバイバルの中でも猛者揃いのこのレース。少しずつ前のマシンとのギャップが広がる一方で、ペナルティで後方からスタートしたジャック・レイトンのローラT70に迫られる苦しい展開に。上手くブロックして順位をキープしますがさらにオイルなどでコースコンディションも荒れ出して、各所でスピンが頻発するようになりました。

すると6周目にスティーブ・シーマンのT70がセント・メアリーズでスピンしストップ。これでSCカーが導入され後方とのギャップが一気に短縮。再スタート後にレイトンのT70にかわされ、8位へドロップダウンしてしまいました。
それでも久保田はGT40勢を抑えて好走。逆にギャップを広げ前を追う姿勢を見せポジションも7位に回復したのですが、18周目のラヴァントコーナーの出口で痛恨のスピン。幸いマシンにダメージはなかったものの、再び8位に順位を落としてしまいました。
そこでスイッチの入った久保田は、ジョン・スピアーズのマクラーレンM1Bを猛追。テールtoノーズのバトルに持ち込んだところで、またもスピンを喫し、最終的に7位でのゴールとなりました。

非常に出入りの激しいレースとなったものの、攻めに攻めた走りで、レース後の久保田も納得の表情。特に終盤はコースコンディションが酷かったそうで、2度のスピンにもかかわらずマシンを傷つけずにもどれたのは幸いでした。
このレースの模様はグッドウッドの公式You Tubeにもアップ中。CG TVの放送とともにお楽しみください。応援ありがとうございました!
Revival's fastest and loudest race

また今回のリバイバルでは、1950年代のレーシングスポーツで競われるセミ耐久レース、サセックス・トロフィーにAIMの鈴木社長がジャガーDタイプで出場。愛機のマセラティが間に合わなかったため、急遽の参戦ということでしたが、いきなり乗った初めての車で競合に伍して走るテクニックはさすがです!
