CARS Report

ストックカーご紹介第7弾「オースティンJ40」

2021.01.13
AUSTIN J40
PLANEX CARSの ストックカーのご紹介するこのコーナー。第7弾は、弊社の所有する車両の中で最も小さく、お子様にしか運転できないクルマ、オースティンJ40のご紹介です。


このクルマの名前はオースティンJ40。1905年に設立されて以降、偉大な小型車であるセブンや、ミニを送り出したイギリスの自動車メーカーであるオースティンが製造した子供用のペダルカーです。
1949年、オースティンは肺病などを患った炭坑夫たちの再雇用を操業したばかりのサウス・ウェールズ工場で始めます。そこで彼らが作ることになったのが、このJ40でした。
J40は1938年にモーリスから移籍し41年から会長職にあったレナード・ロード卿のアイデアで生まれたもので、当時のオースティンの主力車種の1つであるA40デヴォンのミニチュアとして46年から設計を開始。ボンネットが開閉したり、ヘッドライトが点灯するなど本格的なギミックを持つボディはプレススティール製で、自動車の生産で余った鉄屑が再利用されていました。
れっきとしたオースティンのプロダクションカーとして販売されたJ40は、いくつかのマイナーチェンジや派生モデルを生み出しながら、当時のイギリスの子供にとって、初めて接する“自動車”として広く愛されました。
1971年までにおよそ3万2098台が生産されたこと、ボディが樹脂ではなくプレススティールで作られていることも幸いし、今でも数多くのJ40が現存していますが、2012年からグッドウッド・リバイバルで子供たちによるJ40のワンメイク・レース“セットリントン・カップ”がスタートしてからというものその市場価格は小型自動車を超えるほどに上昇しています。
中でも安全上の理由でごく初期のモデルにしかないボンネットに“フライングA”エンブレムを備えたモデルは、コレクターズアイテムとして珍重されています。
現在PLANEX CARSではフルレストアが施された2台のJ40を所有。いずれもボンネットに“フライングA”エンブレムを備えた貴重な初期モデルで、それぞれがPLANEX CARS代表の久保田の愛娘、麻莉ちゃんのドライブで“セットリントン・カップ”に出場(日本人としては唯一)したヒストリーを持っています。
 
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