CARS Report

The HSCC Oulton park Gold Cupで優勝!

2018.08.28
8月25日から27日にかけてイギリス・オールトンパークで開催されていた恒例のヒストリックカー・レースイベント“The HSCC オールトンパーク・ゴールドカップ”。その中でおこなわれたHSCC/HRSR ヒストリック・ツーリングカー・レースにて、久保田克昭のコーティナ・ロータスが参戦3年目にして見事初優勝を飾りました。


オールトンパーク・ゴールドカップは、1954年からオールトンパークで行われたF1非選手権に付けられた由緒ある名称で、54年〜55年、59年〜61年をスターリング・モス、62年〜63年をジム・クラークが制しているほか、ジャッキー・スチュアート、ジョン・サーティースなど錚々たる面々がそのウィナーズリストに名を刻んでいます。
その後、様々なカテゴリーのタイトルとして1990年代まで開催されるものの一時中断。2002年からはヒストリック・レーシング・イベントとして復活し、今に至ります。
©The HSCC Oulton park Gold Cup
©The HSCC Oulton park Gold Cup
久保田はこのうち、HSCC/FJHRA シルバーライン・ヒストリック・フォーミュラ・ジュニア・レースにロータス20/22 FJで、HSCC/HRSR ヒストリック・ツーリングカー・レースにコーティナ・ロータスで出場しました。
シルバーストーン・クラシックやグッドウッド・リバイバルなどに比べると小規模なイベントですが、少数精鋭の腕利きばかりが参加していることもあって、レース内容はハイレベル。最初に行われたFJレースで表彰台一歩手前の4位という幸先のいいスタートを切った久保田は、その勢いを維持してツーリングカーレースに臨みます。
3年目を迎えたコーティナ・ロータスでのレースですが、元ロータスカーズのエンジニアであるニック・アダムスとのパートナーシップも軌道にのり、第1レースでは最後の最後にガス欠でスローダウンするまでK2クラストップを死守。惜しくも2位でゴールとなりました。
そして迎えた日曜の第2レース。「絶対勝つ!」と気合いの入った久保田は見事なレースマネージメントで念願のトップチェッカーを受けることに成功したのです。
今シーズンはなにかと不運なレースが続いていただけに、この勝利は実に価値ある1勝となりました。この勢いで9月に開催されるグッドウッド・リバイバルも頑張ります。応援よろしくお願いします。