昨日、茨城県筑波サーキットを舞台に開催されたヒストリックカーレース、JCCA筑波ミーティングで
ヒストリック・フォーミュラ・カップに出場したPLANEX 代表の久保田克昭選手が見事優勝しました!
今回PLANEXチームが出場したのは、HFR(ヒストリック・フォーミュラー・レジスター)が主催する
HISTORIC FORMULAレース。1969年代までに生産されたウイングなどの空力付加物をもたない
いわゆる葉巻型のフォーミュラカーによるレースです。
久々に久保田選手が出場したのは、1960年代のF2、F-B、Fリブレを対象としたクラス3で
最も速く熾烈なカテゴリーでもあります。
マシーンは1968年式のブラバムBT21。かつてヨーロッパで生沢徹選手がF3を戦ったクルマと同型車。
この久保田車自体は、1968年に当時のホンダF1監督であった中村良夫氏が日本のホンダワークス(RSC)
のために手配したマシーンのうちの1台といわれているもの。
故・木倉義文選手の手で鈴鹿フォーミュラシリーズなどで活躍した個体の可能性もあるのだとか!
当時はRSCチューンのホンダS800のエンジンが搭載されていましたが
現在は1600ccのロータス・ツインカム・ユニットが搭載されています。
久々となる筑波、久々となるヒストリック・フォーミュラでのレースとなった久保田選手。
マシーンもエンジンが組み上がったばかりということで、予選はぶっつけ本番。
タイヤも古いまま……という状況でしたが、徐々にタイムアップをはかっていき、
ひとり1分3秒台を記録してポールポジションを獲得しました。
迎えた決勝では、スタートよく飛び出すものの、予選2位の紅粉選手のブラバムにかわされ序盤は2位を走行。
しかしながら、第二ヘアピンで紅粉選手をかわして以降、グイグイとペースをあげていき
独走での優勝となりました。
日頃全日本F3で活動している、PLANEX ハナシマ・レーシングの花島代表や、山内選手も安堵の表情。
ゴール後、紅粉選手とエールをかわす久保田選手。
灼熱地獄といっても良いくらいの暑さの中、15周にもおよぶレースは相当ハードだったようです。
夏の青空に高くあがるシャンパンの飛沫。
この勢いで今週末に富士スピードウェイで開催される全日本F3選手権もがんばりたいですね!