CARS Report

79th Goodwood Members' Meeting

2022.04.13
7月のフェスティバル・オブ・スピード、9月のリバイバル・ミーティングに続く、グッドウッド第3のイベントとして知られるメンバーズ・ミーティングが、今年は4月9日、10日の2日間にわたって開催されました。今回久保田は、ロータス30S2でサーティース・トロフィー、そしてレストアが完成したばかりのロータス・エラン26Rでグラハム・ヒル・トロフィーにダブルエントリーしてきました。


©2022 The Goodwood Estate Company Limited.
元々はグッドウッド・ロード・レーシング・クラブ(GRRC)のメンバーを対象としたこのイベントは、リバイバルと違い、戦前から2000年代まで幅広い年代のレースを対象とするのが特徴。花形となるのは、1970~80年代のツーリングカーによるジェリー・マーシャル・トロフィーですが、今年も新たな試みが色々と行われていました。
©2022 The Goodwood Estate Company Limited.
その1つが、今年誕生から40周年を迎えたポルシェ956のトリビュート。本国ポルシェ・ミュージアムをはじめ、世界中のコレクターが持ち込んだ10台以上の956、962Cがデモランを行う光景は圧巻でした。PLANEX CARSのストックにある962Cも、いつかこのような晴れの舞台で走らせてあげたいですね!
久保田はHASU RACINGのサポートのもと、ロータス30S2とエラン26Rでエントリー。今回はウクライナへの支援として、グッドウッド側でエントラントを対象とした募金が行われ、募金の代わりにウクライナ国旗のステッカーが配られました。ということで、スウェディッシュ・カラーだった26Rも、30S2にもウクライナ・ステッカーを貼り付け。さらにお世話になっているSHCC、LSCRのステッカーも貼らせていただきました。
45分のセミ耐久となるグラハム・ヒル・トロフィーには、HASU RACINGのボス、ニック・フェネルとコンビを組んでエントリー。出走前のアッセンブリーエリアでは、昨年のリバイバルでお会いしたデイヴィッド・パイパー御大がわざわざ表敬訪問に来てくださいました!
さらに、イギリス在住でミドルブリッジ・レーシングチームやブラバムF1チームのオーナーだった中内康児さんにもお会いできました!
土曜に行われたサーティース・トロフィーの予選。ライブ中継では、最前列に待機することとなった久保田とロータス30S2がフィーチャーされ「Huge Lotus Fan!」と紹介されました。
ところが……スタートするや否や、ローギヤとセカンドギヤに入らなくなるトラブルが発生。そのままピットに戻され、なんとか途中から出走することができたのですが、ギヤボックスのトラブルは完治せず、残念ながら出場を見合わせることになりました。
一方、グラハム・ヒル・トロフィーに出場した26Rの方は、事前のテストに引き続き絶好調。周りはACコブラや、ジャガーEタイプなど、格上のビッグマシンばかりですが、他にも数台出走している26Rとのタイム争いは接戦。最終的に26R勢3番手となる1分32秒691で27番グリッドを確保しました。
迎えた日曜の決勝レース。抜群のスタートダッシュを見せますが、直前のマシンがエンジンストール! 見事にそれを交わしてポジションアップを狙い追撃開始。久保田、フェネル共に素晴らしいタイムで快走を続けた結果、26R勢の中では2位となる総合21位でフィニッシュ。ベストタイムも1分31秒371と予選よりもジャンプアップに成功しました。
この後久保田は、モナコ・ヒストリックに向け、テストと準備に取り掛かります。引き続き応援よろしくお願いします。