CARS Report

Goodwood Revival Meeting 2021 [Part2]

2021.10.25
さる9月17日から19日にかけ、イギリス・グッドウッド・サーキットで行われた世界最高峰のヒストリックカー・レース、グッドウッド・リバイバル・ミーティングのレポート第2弾です。ロータス30S2でのウィットスン・トロフィーに加え、ロータス18F1でグローヴァー・トロフィーにも参加したPLANEX CARS代表の久保田克昭ですが、2年ぶりのグッドウッドでは、レース以外にも色々な出会いがあったそうです。


まずこれがグッドウッド・リバイバルの出場者に与えられる書類などのセット。3日間のパスからドライバーズクラブのクレデンシャルなど一式が収められています。これさえあれば、サーキット内を自由に移動できます。
そしてレースウィークを前に、ドライバーズミーティングに参加します。まだコロナの影響があって、海外勢の参加は例年に比べると少なめですが、それでもこの活気! 仲間との久々の再会に話も弾みます。
また、恒例の土曜夜のパーティーのテーマは『1920s ハリウッド・グラマー』。黄金期のハリウッドをイメージしたような華やかな世界観で、ドレスコードもそれに見合った服装が求められます。ただ、まだコロナも心配で人混みはちょっと・・・ということで、今回久保田は参加を見合わせたそうです。
今シーズンから久保田は、親友ニック・フェネル率いるHASU RACINGからエントリーしているのですが、ピットが隣同士ということもあって、古巣のクラシック・チーム・ロータスにも表敬訪問。皆2年ぶりの再会で盛り上がります。
左がHASU RACINGのボス、ニック・フェネル。右が今年グローヴァー・トロフィーで前人未到の7勝目を記録したアンディ・ミドルハースト。どちらもロータス・エンスージァスト、ロータス25遣いとして有名な人物です。今回は久保田も彼らと同じグローヴァー・トロフィーに出場したので、よきライバルでもあります。
そして御年82歳になられたチーム・ロータスのレジェンド・メカニック、ボブ・ダンスさんとも再会。まだまだお元気で、現役バリバリのメカニックとして活躍されています!
さらにドライバーズ・クラブではこんな出会いが!スポーツカーレースを中心にレーサーとして、チームオーナーとして活躍してきたデイヴィッド・パイパー御大と初対面。
会うなり「テツ・イクザワを知ってるか?」と話しかけられたそうですが、日本では69年日本GPでの活躍や、71年の富士マスターズ250kmで生沢徹がドライブした917Kのオーナーとしても知られていますよね。
そんなパイパーさんは、久保田にとって特別な人物。というのも、敬愛するスティーブ・マックイーンの映画『栄光のル・マン』にドライバーとして出演し、撮影中の事故で片足を切断する経験をされているからなのです。そんなことを含め、90歳と思えぬほど元気なパイパーさんと話ができて、本当に充実したグッドウッドの週末となりました。ちなみにパイパーさんの奥さんからも「あなたテツは知ってる?」と聞かれたそうです。
そしてこちらはロブさん。かつて生沢さんと同じレースを走っていたそうで、「テツ・イクザワを知ってるか?」と聞かれたそうです。さすが世界の生沢徹ですね!