CARS Report

ゾルダー・マスターズ・フェスティバル 2016

2016.04.11
4月9日から10日にかけてベルギー・ゾルダー・サーキットで行われた『マスターズ・フェスティバル』Classic Team Lotus Japan がエントリー。久保田克昭がFIA マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワンにロータス72で、プレ66ツーリングカーにロータス・コーティナで参戦してきました。


ヨーロッパの名だたるサーキットを舞台に年8戦で開催されるFIA マスターズ・ヒストリック・フォーミュラワン。開幕戦となる今回は、合計24台ものエントリーを集めました。
来月にモナコ・ヒストリックGP(これはマスターズのシリーズではない)を控えている久保田は、愛機ロータス72の最終調整を兼ねてのエントリー。予選ではギア比が合わず、エンジンも不調だったこともあり苦戦を強いらせます。
そして迎えたレース1決勝。ギア比を合わせ、エンジンも本来の調子を取り戻したこともあり、期待が掛かりましたが珍しくスタートに失敗。その後見事な追い上げをみせるも終盤に右リアタイヤがスローパンクチャーを起こし、総合7位、クラス3位の結果となりました。
しかしながら、スローパンクチャーするまでは十分な手応えを感じていたのも事実。続くレース2に臨みます。
日曜に行われたレース2では温存していたニュータイヤの効果もあり、見事なスタートダッシュ。しかし2コーナー入り口で他車に乗り上げられてしまい、その際にインダクションポッドから入った砂が原因でスロットルバタフライが固着してしまい、残念ながらリタイアとなってしまいました。
一方、プレ66ツーリングカーでは、これまた予選で苦戦するも、決勝で2位まで追い上げるという大健闘。しかしながら、先日のグッドウッドでも発生したオルタネーターのステーがエンジンの振動で折れるというトラブルが発生し、ベルトが切れてしまいオーバーヒート。エンジンを壊す前に大事をとってリタイアとなりました。
このように結果こそ残せなかったものの、72、コーティナともに手応えを感じての週末となりました。
次回はいよいよ5月のモナコ・ヒストリックGPです。