2011.06.15
F1への登竜門として毎年熾烈な争いが繰り広げられる全日本F3選手権Cクラスに “F3最速男”山内英輝 選手(ダラーラ F308/TOYOTA 1AZ-FE)ともに、参戦しているPLANEXハナシマ・レーシング。その第二ラウンドとなった富士スピードウェイのレースレポートです。
■ 全日本F3選手権 第3戦&第4戦&第5戦
(6月11〜12日 富士スピードウェイ)
全日本F3選手権の第二ラウンドとなる第3戦&第4戦&第5戦が、
6月11〜12日にかけて静岡県・富士スピードウェイで開催された。
前回の開幕ラウンドで優勝&2位を飾り、これまでの“追う”立場から
“追われる”立場となったPLANEX ハナシマ・レーシング。
“追われる”立場となったPLANEX ハナシマ・レーシング。
今回は残念ながら「STOP THE 山内」を標榜し、一段と力を増したワークス勢に対し、
苦戦を強いられることになった。
苦戦を強いられることになった。
土曜日に連続して行われたRd3、Rd4の公式予選では、土砂降りの雨という難しいコンディションの中、
両セッションで終盤までトップタイムを記録するも、終了間際にスリーボンドの安田選手に
逆転されるという展開で、惜しくも2番グリッドとなった。
逆転されるという展開で、惜しくも2番グリッドとなった。
そして迎えたRd3決勝。急速に天候が回復する中、まだ濡れている路面をスリックタイヤで
走るという難しいコンディションで、山内選手はウエット寄りのセッティングを選択。
ハンドブレーキの不調によりスタートで出遅れたうえ、ドライ路面でペースが上がらず、
悔しい4位でフィニッシュとなった。
PLANEX ハナシマ・レーシングの監督を務めるのは、1981年の富士GC王者であり
F2から、ツーリングカー、グループCなどあらゆるカテゴリーで活躍した名レーサーの藤田直廣。
ピットで談笑するのは、今年からF3 Nクラスに参入したNDDP RACINGの長谷見昌弘監督。
こうした日本レース界のレジェンドの姿を見られるのも全日本F3の面白い部分だ。
悔しい4位でフィニッシュとなった。
PLANEX ハナシマ・レーシングの監督を務めるのは、1981年の富士GC王者であり
F2から、ツーリングカー、グループCなどあらゆるカテゴリーで活躍した名レーサーの藤田直廣。
ピットで談笑するのは、今年からF3 Nクラスに参入したNDDP RACINGの長谷見昌弘監督。
こうした日本レース界のレジェンドの姿を見られるのも全日本F3の面白い部分だ。
PLANEX HANASHIMA F308 H.Yamauchi
つづくRd.4決勝は日曜の午前にドライ・コンディションのもとで行われた。
つづくRd.4決勝は日曜の午前にドライ・コンディションのもとで行われた。
2番グリッドからスタートの山内選手は、トップの安田選手に迫るも抜くまでには至らず、
そのまま2位でゴールする。
午後に行われたRd.5は、スターティンググリッドが前日のRd.3の
ベストタイム順で決められることもあり、7番手スタートという苦しい展開に。
ベストタイム順で決められることもあり、7番手スタートという苦しい展開に。
しかしスタートでNクラス勢をごぼう抜きにしたうえ、上位陣の混乱で3位に進出することに成功。
前を走るトムスの蒲生選手、この富士ラウンドから参戦の関口選手に肉薄する走りを見せた。
Three Bond F309 H.Yasuda
ところが終盤に入りペースがあがらず、ポイントで首位争いをしている安田選手に抜かれ、4位でゴール。
その後、今回から参戦している関口選手のペナルティにより3位に繰り上がったものの、
ポイントランキングは2位に後退してしまった。
ポイントランキングは2位に後退してしまった。
●山内英輝選手のコメント
「この週末はセッティングが完璧に決まらず、レースペースが上がらずに苦戦を強いられました。
根本的な部分を見直して、しっかりと立て直します。次回は優勝できるようにがんばります」
次回は7月16〜17日の第6戦&第7戦。PLANEX ハナシマ・レーシングは
この悔しさをバネに首位奪回を狙います!