CARS Report

ドニントンでR91CPがシェイクダウン!

2023.03.15
かねてからヨーロッパでレストアを行っていたPLANEX CARSの日産R91CPがついに完成。さる3月某日にイギリス・ドニントン・パーク・サーキットでシェイクダウンを行いました。


この個体は1991年に星野一義/鈴木利男組でJSPCを戦い、チャンピオンを獲得した91CP-01。さらに1992年にデイトナ24時間に出場して優勝。その後チーム・テイクワンに売却され、91CP改として岡田秀樹/トーマス・ダニエルソンのコンビで戦った経歴の持ち主です。
このあたりのシャシーナンバーの動静に関しては当時の資料などが少ないので、また追って調査、ご報告したいと思います。
現在はテイクワンの91CP改仕様のボディワークとなっており、かなりダウンフォースも強大とのこと。この後はテスト、熟成を進め、久保田克昭の手で6~7月に開催されるル・マン・クラシックのグループCレースでのデビューを予定しております。
2014年のル・マン・クラシックではポールポジションからスタートし3位。2016年では圧倒的な速さでトップを独走しながらも最終周にガス欠リタイア。2018年もトップを独走するもタイヤ・バーストに泣かされリタイアと、勝利のチャンスを逃しているだけに、今年は悲願の優勝を果たすべく、万全を期して臨みます。応援よろしくお願いします。
ちなみにPLANEX CARSではこのR91CPのオリジナルカウルも入手しており、ル・マン後にオリジナルスペックへの復元も予定しています。
ということで、ドニントンでのインカー映像をご覧ください。