CARS Report

グッドウッド・テストデイ

2021.09.10
9月17日にイギリス・グッドウッド・サーキットで開幕する世界最高峰のヒストリックカー・レース「グッドウッド・リバイバル・ミーティング」に参加するため、PLANEX CARS代表の久保田克昭が渡英。メンテナンスを担当するHASU RACINGの面々とともに、ニューマシン、ロータス18F1のテストを行う模様が入ってきました!


昨年はCOCID-19のために中止となってしまったグッドウッド・リバイバル。そのため久保田自身も2019年以来、2年ぶりの参戦となります。イギリスでの入国隔離措置があるため、早めに入国するとともに、今回はグッドウッド・サーキットのトラックデイに参加して、事前のテストとトレーニングを行うことにしました。
走行するのは、久保田の新たな愛機ロータス18F1。1960年シーズンから投入されたロータス初のミッドシップF1マシンで、237psを発生する2.5リッター・コヴェントリー・クライマックスFPF直列4気筒DOHCエンジンを搭載しています。
もう1台の愛機、ロータス23Bもスタンバイ。今回のグッドウッドはこのほかにロータス30でのエントリーも予定しています。
ギヤボックスは当時としては先進的なロータス製5速シーケンシャル式。しかしながら出走直前、複雑でデリケートなことでも知られるこのギヤボックスにトラブルが発生。現場で急遽修復が行われ、なんとか無事にスタートすることができました。
まだリバイバル用の装飾も行われていない、和やかなグッドウッドのピットレーン。レース直前のトラックデイということもあって、リバイバル出場を予定しているエントラントが多かった様子。久保田のほかにも数台のフォーミュラカーのエントリーもあったようです。
 
久保田のマシンのメンテナンスを行うのは、ロータス25でリバイバル優勝経験も持つエンスージァスト、ニック・フェネルが代表を務めるHASU RACING(https://www.hasuracing.com/)。かつてクラシック・チーム・ロータス時代に久保田のマシンの担当していたケヴィン・スミスが、メンテナンスを担当します。
 
久保田がロータス18F1をドライブするのは今回が初めてですが、これまで様々なマシンを様々なシチュエーションでドライブしているだけあり、すぐに乗りこなしテストを進めていきます。FPFエンジンも5速ギヤボックスも快調だったとのことで、無事テストを終了しています。
 
左からケヴィン、久保田、ニックの順で並ぶ、テストを終えたHASU RACING(https://www.hasuracing.com/)の面々。グッドウッド・リバイバルでは、ニックと久保田の両名が、それぞれのレースに出場を予定。その模様はこのHPやFacebookでもご報告していきます。