CARS Report

『Planex スマカメ F308』富士と岡山で連続表彰台!!

2017.05.29
©JAPANESE FORMULA 3 ASSOCIATION
佐藤琢磨選手、インディ500マイルレース優勝という素晴らしいニュースが飛び込んできましたが、さる5月13〜14日に開催された全日本F3選手権富士ラウンドでの第7戦、そして5月27〜28日に行われた岡山ラウンドでの第8戦でも『Planex スマカメ F308』の久保田克昭が大活躍。2戦連続で3位表彰台を獲得しました!


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苦戦を強いられた鈴鹿ラウンドから心機一転、富士ラウンドの直前となる5月12日に行われた占有テストで『Planex スマカメ F308』の久保田克昭は、1回目、2回目ともにF3-Nクラスのトップを走るDRAGON選手に次ぐ2番手タイムを記録。非常に大きな手応えを感じたまま、翌日からの第6戦、第7戦に臨みました。
しかし迎えた5月13日は朝から生憎の大雨。非常に難しくなったコンディションの中で行われた予選で久保田は、第6戦、第7戦ともにクラス5位で終えることになります。
そして13日午後に行われた第6戦決勝。雨は止まず、ウエットコンディションの中での開催となったこともあり、オーバーオール、Nクラスとも波乱の展開に。その中で着実に走りきった久保田は順位をひとつ上げ、クラス4位でゴールしました。
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14日に行われた第7戦は先日とは打って変わって、素晴らしいドライコンディション。同じくドライで行われた占有テストで好調だっただけに、久保田の巻き返しが期待されます。
F3-Nクラスは序盤からDRAGON選手、長谷川綾哉選手を筆頭に、アレックス・ヤン選手、植田正幸選手、そして久保田がバトルを展開。しかし中盤に「集中力が欠けてしまった」久保田がスピン。コースにはダメージなく復帰できたものの、トップ勢には大きく離されてしまいます。
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しかしながらレース終盤に上位2台が接触しストップしたことで、3位に浮上。第2戦以来となる3位フィニッシュ、初の表彰台(第2戦はレース後の昇格のため表彰台に乗れなかった)を獲得することができました。
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レース後の共同記者会見に出席する久保田。
「レース中盤までは集中力も続いていましたが、そこからは2回もスピンしてしまって。『もう駄目だな』と思っていたのですが、終盤にほかのマシンが止まっているのを見つけ、チームに『ひょっとしたら表彰台か?』と聞いたらそうだと言われたので、最後はもう一度力を振り絞って頑張りました。次戦以降もより一層努力していきたいと思います」
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そして再び岡山国際サーキットに舞台を戻して5月27〜28日に行われた全日本F3選手権 第8戦&9戦 岡山ラウンド。久保田は、26日に行われた占有テストの1回目でも3番手タイムをマークするなど、富士からの好調を維持しています。
しかしながら、27日に行われた予選では第8戦が4位、第9戦が5位と少々苦戦。決勝での巻き返しに期待がかかります。
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迎えた決勝。トップ争いはDRAGON選手と植田選手との間で展開されますが、久保田はヤン選手のスピンの後、吉田基良選手をパスし3位に浮上。その後、長谷川選手にパスされるも再び3位を取り戻し、第7戦に続き連続で3位フィニッシュを果たすことができました。
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レース後の記者会見で「ラッキーな表彰台だった。ただここより上に関してはタイムがまだまだ出ていないので、明日以降もできる限り努力していきたいと思います」とコメントした久保田。
植田選手が悲願の初優勝を遂げた28日の第9戦では、追い上げるDRAGON選手を0.07秒差で振り切り、4位でフィニッシュ。
トップ勢との差はまだまだありますが、なんとかひとつでも上のポジションに上がれるように、これからも努力して参りますので、引き続き応援をよろしくお願いします!