ジャガーEタイプ・コンペティション・クーペ(1963年)






美しいメタリックブルーの1963年式ジャガーEタイプ・コンペティション・クーペ。
当車両は2007年6月にヒストリックGTレースへ出場するためのホモロゲーションを受けており、FIAの管轄するヒストリック・スポーツカーレースに参戦可能な一台です。
その特徴的なボディカラーは1956年と57年にジャガーDタイプを走らせ、2年連続でルマン24時間レースを制したスコットランドの伝説的なプライベーターチーム、エキュリー・エコッセのチームカラーである’フラッグ・メタリックブルー’を用いています。
ジャガーはDタイプを使用し3年連続でルマン24時間に勝利するなど、レース活動に力を入れていましたが、一転Eタイプでレースに参戦することには消極的で、その代わりプライベーターへの支援を積極的に行いました。
特に後からデビューしたフェラーリ250GTOに対抗する為に様々な進化策がとられ、それをモチーフにした数々のレーシングモデルが今も存在します。
当個体のエンジンは3.8リッターの直列6気筒DOHCで、ロードモデルにはSUキャブレターが採用されていますが、より大口径の ウェーバー45DCOEに交換されています。
増大したパワーに対して、ボディはアルミとスチールを巧みに使い分け、ウィンドウにはアクリルが使用されるなど様々な軽量化策により920kgに抑えられています。

エンジンのパワーは4速MTを介して路面に伝えられます。
フロント15”×7J、リア15”×7.5Jのホイールに組み合わされるのはダンロップのレーシングタイヤでフロントが5.50 M-15、リアは6.00 M-15というサイズ。

ちなみにジャガーDタイプは4輪ディスクブレーキを採用した初めての車ですが、このEタイプも当時としては強力なダンロップ製ディスクブレーキを採用しており、フロント径が292mm、リアは254mmとなっています。
上記のように、この車両はそのままクラシックレースに参加できるよう、数々のレース用モディファイが施され高い戦闘力を備えています。
FIAのホモロゲーション書類が揃っており、FIA管轄下のレースに参戦するのに何の心配もいりません。

そしてこのクラシックなシェイプを備えたフラッグ・メタリックブルーのクーペは、ガレージで一人眺めても美しいのは間違いありませんが、サーキットを疾走する姿はより一層映えることでしょう。



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