マセラティ セブリング シリーズ2(1966年)

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この1966年式マセラティ セブリング シリーズ2は、マセラティ社初の量産車である3500GTの後継車種で、
カロッツェリア・ヴィニャーレのジョヴァンニ・ミケロッティ氏デザインによる2+2クーペです。

 
1957年、ファン・マヌエル・ファンジオとジャン・ベーラのドライブするマセラティ450Sがセブリング12時間レースで勝利し、
続いてスターリング・モスとハリー・シェルがドライブするマセラティ300Sが2位となりました。
これら2つの勝利への賛辞として3500GTiSの名前をセブリングに変更しました。


がっちりとした屈強なデザインの2+2ボディは実は割とコンパクトで、比較的高めのショルダーライン、左右のツインヘッドランプのお陰で非常にユニークなデザインとなっています。


1962年から続くシリーズ1に代わって、1965年に改良されたこのシリーズ2は、ヘッドランプ周りやバンパー、サイドグリルの追加等シリーズ1とは見た目上でも大きく変化を遂げました。
エンジンはTipo AM101/10型3500cc直列6気筒エンジンを搭載しており、今なお力強い加速が可能です。

 
シートは艶やかなブラックレザーです。時を経た車両にしては良好な状態を保っているという印象です。


荷室も充分な広さを有しており、荷物の置き場所に困ることはありません。

 
当時、モデナ出身の若手テノール歌手であったルチアーノ・パヴァロッティも愛したこのセブリング。
ぜひ一度ご覧いただきたい逸品です。
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