ポルシェ 911カレラS PDK type997 (2009年)

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2004年夏、前モデルの996型をベースとして997型が発売されました。
シャシーこそ同一であるものの、996型から80%以上が刷新され、ティアドロップ型の
ヘッドライトから歴代モデル同様の丸型に変更され、顔立ちはキリリとした精悍さを取り戻しました。
また、部品点数も大幅に削減され、ドア1枚のアッセンブリパーツをとってみても996型の
15点から5点にまでミニマル化に成功しています。
そして2008年にマイナーチェンジが行われ、クランクケースから完全に新設計となった高圧縮直噴
エンジンにレーシングマインドから完成されたPDKを装備し、テールランプユニットもLED化され、性能・外観ともに進化を遂げました。


しかし、この車にはスペックだけではない特筆すべきストーリーがあります。
それは日本のカーレースの父とも言うべき、生沢徹氏のコレクションであったということです。


生沢氏は1967年の第4回日本グランプリにポルシェ・906で出場し、予選のコースレコードを更新しPPを獲得。
決勝では高橋国光氏との熱闘を繰り広げ、独走優勝を飾るというプライベーターでありながらワークスチームを破った、
言わば日本レース界の革命児としてその名を轟かせました。


その後はヨーロッパF2選手権ではロニー・ピーターソンやニキ・ラウダ等の名ドライバーたちと戦い、
その実力はポルシェ本社にも認められ、とうとう日本人として唯一のワークスチームに招聘されたドライバーとなりました。


こうしてポルシェ社との強いつながり、そしてポルシェという車を知り尽くした生沢氏のコレクションとして大切にガレージに保管されていました。




生沢氏フルオーダーの内装は目に鮮やかなカンカンレッド一色でまとめられ、その徹底ぶりはエアコンのフィン一枚一枚に渡るほどです。
美しく張りと艶を保つ真っ赤なシート、バックスキンのフロア等どこを切り取って見てもセンスある
統一感には鮮烈なイメージを植え付けさせてくれることは間違いないでしょう。














モナコ、イギリス、日本用に3台だけ制作されたこのモデルには、内装のレザーと同じ色、素材の表紙をまとった
フォトブックも付属しており、その特別感はより一層引き立つことと思います。
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