1月26日発売のカー・マガジン誌(ネコ・パブリッシング刊)の巻頭特集
「奇跡のクルマたち」に、プラネックスカーズのアイドル、ブガッティEB110が掲載されました。
さらに、お馴染みBowさんによる表紙画もEB110! となっています。
是非御覧ください。
ブガッティといえば、1989年にロマーリ・アルティオーリによって再興された伝説のブランド。
彼らが1991年に発表したスーパースポーツEB110は(結果としてこれが唯一の量産車になるのですが)
最高時速340km/hを標榜し、一躍当時のスーパーカーリーグのトップに君臨したのでした。
このEB110の主任設計者を務めたのは、かつてランボルギーニ・カウンタックを生み出した
エンジニア、パオロ・スタンツァーニ。
そして技術責任者を務めたのは、ストラトスやF40を手がけた
これまた天才エンジニアのニコラ・マテラッティ。
さらに、そのデザインを手がけたのは、あのマルチェロ・ガンディーニだったのです。
そう、ブガッティEB110は4WDシステムなどを採用した理想的なカウンタックとして
1990年代に甦ったともいえるのです。
そんなEB110ですが、いま改めてコックピットを見てみると、その意匠は実にアナログ。
しかしながら、上質な革とウッドがふんだんに使われた空間には
今のスーパーカーでは感じられない、独特なデカダンスが漂います。
そして、3500cc V12 DOHCユニットもまた芸術的。
こうしてみると、その外観にもランボルギーニV12ユニットの名残が感じられる気がします。
最後にそんなEB110のカルトネタ。
なんとEB110のメーカーズプレートには、シャシーナンバー、エンジンナンバーなどのほかに
初代のオーナーの名前まで刻印されているって知ってました??
セカンドオーナー以降の皆さんにはちょっと微妙なサービスですが……。