CARS Report

プラネックス・スマカメ・レーシング 鈴鹿10Hで初参戦、初完走を果たす

2019.08.26
プラネックスコミュニケーションズ株式会社/プラネックスカーズ株式会社(本社:東京渋谷区 代表取締役:久保田克昭)が運営する『プラネックス・スマカメ・レーシング』は、8月25日に開催されたGT3世界一決定戦『BH AUCTION SMBC SUZUKA 10HOURS』に出場。初参戦ながら見事に22位、PROクラス18位で完走を果たしました。


賞金総額1億円をかけて争われる2019第48回サマーエンデュランス『BHオークション SMBC 鈴鹿10時間耐久レース』はインターコンチネンタルGTチャレンジ2019シリーズ第4戦にも数えられることもあって、国内外から36台ものマシンがエントリーして行われました。
決勝レースは午前10時にローリング方式でスタート。スタートドライバーを務めた石浦宏明は、2分4秒995と上位陣と遜色のないベストタイムを記録しながら、25番手より追い上げを開始。その後、ミカ・ハッキネン、久保田克昭へと予定通り交代し、1時間終了時には9位、2時間終了時には8位と順位を上げていきます。
しかしながら、その後スピンやドライブスルーペナルティ、また走行中にカットオフスイッチに触れてしまい、一時的にスローダウンするなど細かなアクシデントがあり、レース後半には20位前後にまでポジションを落としてしまいました。
その中でも光ったのが、ハッキネンの走りでした。刻々と変わる路面コンディション、周囲で多発するアクシデント、そして30度以上の気温という過酷な状況にも動じず、常に5秒〜6秒台の安定したラップを刻み、チームを引っ張ります。
それに加えて、石浦、久保田も素晴らしい走行を披露。最終スティントでは石浦がこの週末のベストとなる2分4秒222を記録するなど最後まで攻め続け、ヨーロッパや国内の強豪チームがひしめく中、初参戦ながら総合22位で完走することができました。
またレース中には、車内に搭載した『スマカメ2 LTE』によるオンボード映像生配信も行われ、多くの方にスマカメ2 LTEから送られてくる迫力ある映像をお楽しみいただきました。
今回のプロジェクトにご協力いただいた多くの皆さま、そして応援いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
■ミカ・ハッキネンのコメント
本当に素晴らしい、素晴らしい鈴鹿10Hの週末でした。たくさんの熱狂的なファンが訪れてくれましたし、プラネックス・スマカメ・レーシングのチームワークも素晴らしかった。何といっても全くの新チーム、初顔合わせのドライバー、ブランニューのマシンだったからね。この短い期間の間にこれだけコンペティティブに戦える体制となったのは、みんなの努力の成果だと思います。完走できて本当に嬉しいよ。来年かい? それはまだわからないけど、このチャンスをくれた鈴鹿サーキットにも、久保田サンにも感謝しています。
■石浦宏明のコメント
全員集まったのが今週初めて。僕自身もハッキネン選手に初めてあったのが木曜日という状況でしたからね。そういう混成チームでチームワークを作っていくというのは、なかなか難しい作業なのですが、みんながそれを一つのチームにしようと頑張ったおかげで、なんとか今日全てがギリギリで間に合ったという感じです。昨日の予選もハッキネン選手のアドバイスのおかげで、クルマがグッと良くなったし、ドライバー交代も3日間みっちり練習したおかげで今日のレース中はミスなくいきましたし。本当に細かなトラブルはいっぱいあったんですが、それをみんなでカバーしあうことで完走に繋がったんだと思います。そういう思いでチーム全員が戦ってくれたことに感謝します。僕自身も速さをアピールしつつ、しっかりバトンを繋ぐという責任を感じて走りました。本当に完走すること自体が難しいレースで、見事にゴールできたことを嬉しく思っています。
■久保田克昭のコメント
完走できてよかった!それもこれも今回メンテナンスとチームマネージメントを引き受けてくださったゲイナーのみなさんに尽きます。短い時間で、コンペティティブかつ壊れないマシンに仕上げてくださって、本当に感謝しています。それはマクラーレン・カスタマー・レーシングも同じ。最初は色々大変でしたが、最後にしっかり纏めて結果を出してくれたのは、さすがマクラーレンという感じでしたね。そしてハッキネン選手、石浦選手のドライビングも本当に素晴らしかった。この数ヶ月間、みんな苦労して準備してきましたから。完走できて本当によかったと思っています。素晴らしい週末でした。応援ありがとうございました。